サッカーW杯カタール大会。ABEMAでの本田圭佑さんの名解説が話題になっています。その中でも日本の選手に対して「さん付け」で呼ぶ様子が、ツイッターのトレンドにランクインするなど新鮮な盛り上げりを見せていますね。
こんにちは、セイジュン@アラフィフ応援隊(@39Seijun)です。
本ブログでは、主に「仕事・健康・趣味・お金・人間関係」と5つのカテゴリーで諸事考察しています。その中の「仕事」の項では、私が本業としてきたIT分野・システム開発分野にスコープをあてて、特に情報処理試験のITストラテジスト対策について触れてきました。
私個人としては、2022年度末(2023年3月)にFIREを計画しており、企業に属して働くいわゆる「サラリーマン生活」も第4コーナーから最後の直線に入ってきました。今後は、自分の社会人生活の棚卸しをすべく、もう少しウエットな対人関係の周辺も「仕事」や「人間関係」の項で整理していこうと思います。
さて、職場での人間関係についてです。相手の呼称をどうするのか、瑣事に見えますが重要なテーマについて考えてみましょう。
最近、我が職場でも役職名ではなく、さん付けで呼ぼうといった「さん付け」運動が言われ始めてきました。
ちょうど時を同じくして、冒頭の本田佳祐さんの試合開設で飛び出した「三苫さん」「谷口さん」。これは面白い現象ですね。
「さん」づけと役職呼び
会社勤めで他者を呼ぶ場合、今まで(あるいは今でも)、○○社長、○○部長、○○課長という役職呼びが多くを占めていたのではないでしょうか。
特に、社内会議などの社内オフィシャルの場では苗字+役職というのが通例だったかと思います。
横道にそれますが、社内以外の人がいる場は当たり前ですが、上司・上席であっても呼び捨てにするというのが日本の謙遜文化です。まあ、かなり上の職位の人の場合は、役職名+「の」+苗字、というのが許されますかね。つまり、「社長の田中が~」といういい方。
さて、苗字+役職にはなんとなく堅苦しさがあると思うのですが、その背景には役職名が明示する上下関係がフラットな会話を阻害するところにあるのだと思います。
その観点から、お互い胸襟を開いて、フラットな関係で会話を進めるために「さん付け」というのはアリですね。
呼び捨て・ちゃんづけ
他方、カジュアルさを表現するために、呼び捨てやちゃん付けをするケースもあります。ただ、これもTPOですね~。
私の場合は、自分が40代になったあたりからは、カジュアルな場(例えば飲み会)であっても、年若い人に対しても、そして性別関係なく、「さん付け」で通すようにしました。
並行して、口調もあまり砕けたりせず、若い人たちに対しても丁寧語を使うように、これは意識的にしてきました。
職場の人とは、お互いを尊重するけれど一定の距離感を持って接するように。
このほうが良い意味での緊張感も保てますし、なあなあにならない気がします。
一点だけ、役職呼びが良いケース
さて、「さん付け」の効用を整理ししてきましたが、一点だけ、役職呼びのほうが良いケースがあります。
これは今までウエットに付き合ってきた同期、あるいは年少者が上司になった場合です。
言ってみれば職位に上下の差が出来た、あるいは逆転した場合なのですが、今まで呼び捨てで、かつイワユル「ため語」で付き合ってきたウエットな間柄の場合、いきなり「さん付け」となるのはお互い気まずいですよね。
そういう場合は、役職呼びのほうが、かえってスッキリするかなというのが長年の社会人生活で得た知恵です。
といった具合に、呼び方ひとつでお互いの心証、周囲からみた関係性なども変わってくるものですね。社会=会社は面白い。また気が付いた点あれば記事にまとめながら考察してみます。