10月半ばの平日。秋晴れの午前中、埼玉県さいたま市土呂町にある大宮盆栽美術館に行ってきました。ひつじ雲と盆栽の立派な枝ぶりが実に合いました。
こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。今回も「今年やりたい100のこと」シリーズ。にお付き合い下さい。「大宮に行って盆栽を見てみる」です。
頭のどこかに、盆栽=大宮という刷り込みがありました。テレビの旅番組、散歩番組で観たのかなあ。都心からも近隣でのんびりと訪れるのにはバッチリ!ということで、「やりたい100のこと」にピックアップしておりました。
そして10月になり、秋晴れが続くこの季節。ちょうど良い頃かなと思い、ぶらり行ってきました。
事前リサーチもそこそこ。「大宮 盆栽」で検索したところ、大宮盆栽美術館がヒットし、土呂駅から5分程で9時には開館、木曜がお休み、という情報のみで出掛けました。
JR宇都宮線 土呂駅からスタート
さて、JR土呂駅です。こちら新宿駅から埼京線に乗り大宮駅着。そこから宇都宮線に乗り換えます。宇都宮線、初めて乗車するかも。
大宮から一駅で土呂駅です。大宮駅周辺は大都会で、高層のオフィスビルやマンションが立ち並んでいましたが土呂駅はノンビリとした可愛らしい駅でした。
土呂駅東口です。
改札を出たところから、「大宮盆栽美術館はこちら」という案内がそこかしこにあり、一般道に出てからも丁寧な案内が設置されています。迷うことなく、ゆっくり歩いても5分ほどで到着。
さいたま市大宮盆栽美術館
受付で入館料を支払います。大人310円。イオンカードとJAFカードがあると割引!ということで持っててよかったイオンカードを提示して、なんと200円で入館です。
まずは館内のプロローグ・ギャラリーコーナーで、盆栽の鑑賞方法などのパネルがありました。
撮影禁止エリアでしたので簡単にレク、です。曰く、
・正面を見極める。盆栽には前と背あり。
・下から見上げる。小さな樹木の中に凝縮された小宇宙が見える。
・幹は、根張り、幹の立ち上がり、枝ぶり/葉は、樹種の個性が現れる。
・そして、ジン・シャリ。幹や枝の一部が枯れた後も形を残し、白い肌を見せる。緑の葉と白い幹のコントラス路を味わう。枝先を「ジン(神)」、幹を「シャリ(舎利)」と呼ぶそうな。
以上、全くの素人でノンポリで来てしまった身としてはありがたく拝見しました。上記は得る覚えの部分ありそうです、恐縮。
さて、いよいよ盆栽庭園に出ます。ギャラリーコーナーの、ちょっと暗くヒンヤリとして空間から明るい屋外へ。10月半ばとは言え、まだまだ暖かい日差しとヒツジ雲。そして、大型の盆栽が展示されています。
写真ではサイズ感が分かりにくいかもですが、1mを超えるかという大きさ。黒松、もみじ、けやき、、、、盆栽脇には樹種と樹齢が記載されたプレートもあり、樹齢100年越えのものもあることを知りました。なるほどー。
個々の盆栽も見事ですが、屋外の開放的な場に、実にゆったりと展示されている空間全体も見事でした。
中ほどには水場もあり、盆栽、空、水、全てで一つの作品のようでした。
小一時間ほど眺めて、ロビーでお土産を買って盆栽美術館をあとにします。
すぐ脇には、盆栽共同販売所があり、こちらでは小さな盆栽から売られていました。ピンキリですが、1,000円台からあったかな。
盆栽美術館から大宮公園駅へ
さて、美術館でいただいた近隣のマップを頼りにもう少し散策です。一体全体を「大宮盆栽村」として位置づけているようで、盆栽の育成・栽培(で言葉、あってるかな)や販売を行っている各園をめぐりました。
個々の園内は写真撮影禁止でしたので、玄関で一枚。
園には、ところ狭しと盆栽があり、水やり直後に行った園では清涼感ある空気にも癒されました。園ごとに、大型盆栽・中型盆栽と得意とする領域が違うようで、その違いも楽しめます。
また、街並みも実に緑豊かでした。通りには「けやき・もみじ・しで・かえで」と大木の名がつけられており、通り沿いの一般住宅では、お庭や垣根にたくさんの緑を配置し、街全体で盆栽を盛り上げようという気概が感じられました。
さてさて。
なんと、魔夜峰央原画展とな。 pic.twitter.com/ElfADXvIMH
— セイジュン (@39Seijun) October 24, 2023
ぶらぶら歩く途中には、さいたま市立漫画会館もあり、(おそらく「翔んで埼玉」つながりか)魔夜峰央原画展などもひょっこり見ることができてラッキーでして。
そのまま大宮公園駅まで散歩。ぐるりと土呂駅まで戻るよりも、土呂駅→大宮公園駅への一方通行の散策のほうが便利でしたね。
大宮公園駅からは東武アーバンライン(野田線)に乗って大宮へ。およそ3時間弱の散策でした。楽しかったなあ。
盆栽は、春夏秋冬で魅せる景色も変わるようです。春の花、新緑、紅葉。そして今回も見ることができましたが果実。これからは落葉後の凛とした美しい枝ぶり。一年を通じて楽しめるとのこと。いやー、また来よう。
今回はここまで。また次回、です。