こんにちは、セイジュン@80年代少年(@39Seijun)です。80年代あいうえお辞典、今回は「め」の項。ユーミンのmid80s感満載のあの曲をチョイスしてみました。
80年代あいうえお辞典ですが、これまで二度ほど曲名でお届けしております。
我ながら渋い選曲ですねw そして、今回は「め」。ユーミンの80年代を感じさせてくれる「メトロポリスの片隅で」です。
シングルカットと収録アルバム
シングルでのリリースは、1985年8月。ユーミン21枚目のシングルです。
そもそも50年のアーティスト生活で、39枚のオリジナルアルバムを出しているユーミンですが、シングルは41枚。やっぱりアルバムがメインです。
その中でこの「メトロポリスの片隅で」がシングルリリースされているのは、80年代中盤の雰囲気が上手く表現できているかからなのでしょうね。
ちなみにシングルリリースでいえば、20枚目が「VOYAGER」で、22枚目が「SWEET DREAMS」です。当たり前ですが、CDシングルはいずれも絶版。中古品が高値でお取引されてますね。。。
1985年といえば、バブルの直前の頃ではありましたが、6月に豊田商事事件が起きたり、まさにこの8月には、日航123便の墜落事故があったりとなかなかヘビーな年でした。
また、7月にライブエイドがあったり、9月にはスーパーマリオブラザースが販売されたりと、何となく今に地続きとなる文化的なトピックがあった年でもありました。
そして、11月末にアルバム「DA.DI.DA」が発売。
2.2人のストリート
3.BABYLON
4.SUGAR TOWNはさよならの町
5.メトロポリスの片隅で
6.月夜のロケット花火
7.シンデレラ・エクスプレス
8.青春のリグレット
9.たとえあなたが去って行っても
ストーリー性のある歌詞が多く、ポップ/ミディアム/バラードいずれの曲調も素晴らしく、数々のメディアタイアップもあり、そして今でもライブで歌われ続けている、やっぱり凄いアルバムです。
「メトロポリスの片隅で」は、言ってみればA面のラストに位置しておりますが、アップテンポの曲調ながら、都会のOLの失恋という、なんかこう80年代ど真ん中の感じで「私は夢見るSINGLE GIRL」というサビがグッときます。
ちなみに、2022年7月にNHKFMで放送されましたユーミン50周年記念「今日は一日ユーミン三昧」では47位にランクインしていました。
意外とシングルガール
さて。ユーミンは、繊細なミュージシャンでもありますが、希代のマーケッターでもありまして、あまたの楽曲が数々のタイアップを得ております。
例えば、CMをとってもキリン/アサヒ/サントリーを総なめですし、数々のジブリの主題歌(「ひこうき雲」、「やさしさに包まれたなら」)、そして90年代に入ってからの「真夏の夜の夢」(TBSドラマ「誰にも言えない」)、「ハロー・マイフレンド」(フジ月9「君といた夏」)、「春よ来い」(NHK連続テレビ小説)のミリオン3連発と挙げても切りなしです。
そして、この「メトロポリスの片隅で」も、発売当初には資生堂さんの「フェアネス」のCMソングになり、さらには発売から3年後の1988年TBSドラマ「意外とシングルガール」の主題歌に採用されます。
「意外とシングルガール」。懐かしいですね~。
今井美樹さん主演で、東京の建築デザイン会社でプランナーとして働きながら、村上弘明さん、西郷輝彦さん、藤井フミヤさんの3人の間で揺れる女子心というのが88年の雰囲気出ています。
ユーミンから離れますが、この後のTBSドラマでは松下由樹さんの「おいしいのが好き」を経て、今井美樹さん・松下由樹さんの「思い出にかわるまで」へと続く、あの路線です。「ドラマのTBS」の時代でした。
さて、「メトロポリスの片隅で」はここまで。2月ということで、なえばSURF&SNOWも近づいており、またまたユーミンでお届けしました。
次回、80年代あいうえお辞典は「も」の項ですね。またぜひお立ち寄りください。