シンガポールに行ってきました。3箔5日と短い滞在でしたが、マリーナベイ・サンズに宿泊し、ホテルでのんびりしながら名所をいくつか巡ってきました。
こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2024年2月下旬、天皇誕生日による3連休に2日加えた都合5日間の日程で、夫婦でシンガポールを旅してまいりました。シンガポール旅行記や滞在情報は沢山ありますので、ここではマリーナベイ・サンズ滞在に的を絞ってまとめておきます。是非またリピ滞在したいので、その時の備忘録をかねて、です。
チャンギ空港からマリーナベイ・サンズまでの道のり
羽田を午前中に出て、シンガポール・チャンギ国際空港に現地時間17:30着。ちなみに時差はー1時間(つまり日本は18:30)。
入国審査・税関はいずれもほぼ自動/電子化されていて、事前にSGカードをオンライン申請しておけばあっと言う間。17:45には荷物ピックアップも出来て、18:00にはタクシーに乗れました。
チャンギ空港からマリーナ地区までの交通手段は、①地下鉄(MRT)②タクシー③配車アプリ(Grabがメジャー)の3択か。タクシー乗り場が行列だったら配車アプリに挑戦しようと事前にダウンロード・ログインはしておいたのですが、タクシー乗り場も十数組程度だったのでタクシーをチョイス。数分で乗車できました。
運転手にホテル名を告げて、一路マリーナベイ・サンズへ。ちなみに滞在中、複数回タクシーを利用しましたが、危険は一切感じませんでした。問題なしです。
ホテル滞在
◆チェックイン
タクシーに乗って30分。途中、目立った渋滞もなくすんなりホテルへ。
18:30、ホテル着。マリーナベイ・サンズは3つのタワーによって構成されており、車寄せはタワー1(空港側から見て一番奥)に着きます。
タクシーを降りるとポーターさんが寄ってきてトランク預け。一瞬、荷物を持っていかれることに不安になりますが、ポーターさんもそこら辺わかっているようで、制服着用(当たり前)、そしてご自身の名刺をくれました。
荷物もホテルの荷物預かりコーナーに持っていかれるのを見て安心です。ただ、もしも不安であれば自分で持っていくというのもありかも、です(同時期に到着されチェックインカウンターに並んでいる人の中にはいませんでしたが)。
さて、チェックイン。パスポートのみでOK。滞在期間・出発日を確認、クレジットカードを提示し、滞在中のデポジット(400シンガポールドル)を仮収めして、人数分のカードキーを受領。
カタコト以下の英語でもまあ何とかなります。だいたい、ホテルのチェックイン時に聞かれることの受け答えができれば問題なしです。
◆部屋とアメニティ
さて、カードキーを受け取って、エレベータを使って部屋へ。そうそう、エレベータでは宿泊者のみが利用できるようにと、カードキーを当てないとと行先階のボタンが押せません。
で、部屋に到着。ツインルームでしたが、広々としていて良かったです。アメニティは、洗面道具は全てあり、ドライヤー、スリッパ、ガウンもあり、部屋着・パジャマ類がありませんでした。これは部屋のグレードによるのかも、です。
部屋について10分強で、荷物を持ってきてもらいました。ここまで特にチップなし、です。シンガポールはチップ文化はないとのこと(もともとの価格に含まれているのか)。一応、毎日の部屋清掃・ベッドメイキングの方のために、朝出掛ける時に2、3ドルを枕元に置きました。
これもちなみに、ですが、日々の清掃・ベッドメイキング、完璧!でした。机上の雑多なモノもさりげなく整えてくれたり、一例ですが充電ケーブルをホテルブランドのしゃれた結束バンドでとめてくれたり。すばらしかった。
◆プール
さて、マリーナベイ・サンズといえば、屋上のプールです。
船を模したホテルの、あの頂上のところに宿泊者専用のプールがあります。部屋からの移動時、恰好については、うるさいことを言われませんでした。足元はゴム草履、なんなら部屋のスリッパの人もいました。上は水着にTシャツ、ガウンの人もいました。
僕らはタワー3の低層階に泊まったのですが、途中(たしか34階)でエレベータの乗り換えがあって57階のプールに行きます。プール入り口でカードキーを用いて宿泊者チェック。
プールサイドでタオルを受け取り、思い思いにデッキチェアーでくつろいだり、プールで遊んだり。何より眺めが素晴らしい。インフィニティプールの向こう側にはマリーナ地区を挟んで金融街のビル群を見ることができます。
プールの反対側からは停泊中のタンカーの群れが見えます。シンガポールが金融都市であると同時に海運国である事が理解出来る光景ですが、多くの船が今治はじめ日本の造船所で造られた事も実感します。 pic.twitter.com/lpauTfWRl6
— セイジュン (@39Seijun) February 24, 2024
プールの反対側には、ジャグジーが点在しており、暖かいお湯に漬かりながら海に浮かぶタンカー群を眺めることができます。
そして、夜景も見事!
プールは、(うる覚えでスイマセン、たしか)朝7時から夜12時までオープン。レストランも併設しており、モーニングバッフェから夜のしっかりしたディナーまで楽しむことができますし、プールサイドで軽食やアルコール・ビバレッジもいただけます。いやあ、よかった。
◆食事とショッピング
屋上プールサイドのレストランの他に、ロビー層には各種レストランがあります。まあ、ここら辺は一般的なホテルと同様。
マリーナベイ・サンズの場合、ホテルと地階で結ばれた先に巨大なショッピングモールがあり、そこでレストランやフードコートもあります。
フードコートは、言ってみればシンガポール名物の「ホーカー」のちょい高級&清潔バージョンですので、家族ずれやグループでの利用に適しているかなと思います。ただし、時間帯によってはかなり混んでいました。
それ以外にもカフェやファストフードもあり、食事難民になることはありませんでした。地上階にはこれもちょっと高級風なコンビニもあり、部屋でのおつまみやビール類なども買えました。
◆カジノ
さて、マリーナベイ・サンズといえばカジノも有名です。そもそもサンズ自体がラスベガス・サンズ(ベネチアンで有名)の運営ですからね。
で、カジノですが、やっぱりこれはラスベガスが圧勝でした。まあ、時間に余裕があって夜に少々楽しむというところかな。
なお、入店チェックが異常に厳しかったです。パスポート持参は当たり前ですが、外国人の場合、SGカードの返信で来るメールをスマホで提示する必要もあります。これは「今この現在、シンガポールに滞在していてよいのか」の証明という事でしょうが、空港その他のチェックで一番厳しかったのがカジノ入店時のものでした。
◆ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
続いて、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。ホテルに併設されたアトラクションです。
位置はマリーナ側の反対、ホテルをまたいで海側にあります。なのですが、ホテルからの動線がちょっと複雑で、一旦、ホテル棟からマリーナ側に出て外のエレベータで4、5階層まで上がり、ホテルをまたぐ恰好で入園です。ここ、ちょっとトラップですので注意要。
さて、広大な庭園の中には目玉が3つ。
一つがスーパー・ツリー・グローブ。空中散歩を楽しむ、という体ですが、その前に大観覧車(シンガポール・フライヤー)で高所に怖気づいており、こちらスーパーツリーも結構こわかった。
あと2つが、フラワードームとクラウドフォレストの2つの巨大温室。温室というよりもドームといった規模で、内部には滝があったり、巨大なオブジェがあったりとこれも楽しめました。
温室といいながらも、こちらの内部のほうが涼しくてクールダウンにもなりました。
◆チェックアウト
さてさて、楽しい時間もあっという間。チェックアウトです。
チェックアウトは11時までが期限。各タワーの1階ロビーで行えます。また、細かい領収証等が必要なく、ホテルでの飲み食いをホテル側の請求にゆだねて問題なければ、エクスプレスチェックアウトが出来ます。これは単にカードキーボックスにキーをドロップしておしまいです。我々はこれでチェックアウト完了としました。
帰りの飛行機が夜便でしたので、午後まで荷物を預かってもらいました。これはタワー1~3のいずれのロビーカウンターで出来るようですが、我々は帰りのタクシーのことも考えて、宿泊していたタワー3でお願いしました。
ポーターの方もこなれたもので、小声で”Can you keep my luggage, Please?”と練習しながら近づくと、アイコンタクトで「荷物を預かってほしいんでしょ、OKOK(ニッコリ)!!」という感じで荷物を引き取り引換券をくれて、返却の場所をジェントルに指さしてくれました。
引き取りの時も待ち時間なし。以上、マリーナベイ・サンズ滞在記でした。
シンガポール市内観光
さて、市内観光と雑感です。まずは移動手段。
市内観光はMRT(地下鉄)とバス、タクシーを利用したのですが、MRTは本当に便利。東京メトロとなんら変わりません。乗車券は購入せず、IC付きクレジットカードをそのまま改札にタッチで行けました。
市内バスにも挑戦したのですが、これは若干難易度高。というのも、路線が複数あり、どことどこが繋がっているかが理解できません。それはそうですよね、考えてみれば都内に住んでいて、例えば「渋谷から浅草に行け」と言われれば銀座線で行けますが、「バスでね」って言われたらギブアップです。
とはいえ、一度くらい乗ってみようと、歩くと20分ほどかかりそうなカトン地区から最寄りのMRTの駅までバスに乗ってみました。威力を発揮したのがグーグルマップ先生です。地図上で最寄りのバス停を選択。「経路」で行先を選択。するとバスの路線が明示されます。さらに、今いるバス停を選択すれば、あと何分でバスが来るかも教えてくれます。ナルホドな~。
そして、市内観光。
訪れたのは、マーライオン公園、シンガポール・フライヤー(大観覧車)。
観覧車の頂点。僕は足がすくんで動けません。連れ合いはへっちゃらです。 pic.twitter.com/RJa2SjBnEA
— セイジュン (@39Seijun) February 23, 2024
クラーク・キー周辺、オーチャードロード。
チャイナタウン。
カトン地区くらいかな。
一番遠いのがカトン地区。それでもホテルからタクシーで10分ほど。それ以外は、MRTで数駅ほど。歩けばそれなりの距離ではありますが、コンパクトなエリアに風景の違うエリアがあって、半日の散策でも複数個所楽しめました。
とはいえ、ホテル滞在、特にプール滞在を堪能したので、例えば、ナイトサファリやセントーサ島、ユニバーサルスタジオなどアクティブに観光される方、予定をしっかり入れたいタイプの方が訪れる場所は結局行かず仕舞い。あいかわらず、ホテルでノンビリ派の我が家でございました。
そうそう、帰りにチャンギ空港の「ジュエル」という施設で数時間過ごしたのですが、ここも楽しかった。最上階には有料エリアのアクティビティがあって、そこも含めて楽しかった~。
行きにチャンギに着いた瞬間に「ああ、ここはリラックスできる国だ。帰る時には、また絶対に来たいと思ってるだろうなあ」と感じたぐらい、そして実際に帰路も更には帰国後半月経ってもそう感じている次第なので、また是非行きたいです。
そうだ、あと一つ。物価について。
まあ、観光地価格で確かに高いなと感じるものもありましたが、逆に日本のほうが高いなと感じるものもあり。まず、アルコールは高かった。生ビールが一杯1,000円程だったかな。他方、交通機関・タクシー代などは日本のほうが高いようです。海外の物価ウンヌンというよりも、円安(というか円弱)が問題なんだよな~。
では、今回はこの辺で。