こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2024年も押し詰まって来ました。今年は(も)、年始から「やりたい100のこと」をリストアップして楽しんできました。全体については近々まとめたいと思いますが、まずはその中でもしつこく積み上げてきた「世界各国の料理を食べる」について、雑感と共にまとめてみます。
ことの発端
年始に掲げた「今年やりたい100のこと」はコチラです。そのNO30で挙げたのが「世界各国の料理を食べる」です。主にランチを想定しておりました。というのも、ですね。。。
FIRE後の生活では、在宅のランチだと「手軽に麺類にしちゃうか、レンチンご飯に納豆くらいで終わらせちゃうか」/外出時でも「チェーン店のファストランチ(マックや松屋)」あたりで済ませてしまいがちでした。
もちろん、それらのメニューも好物なのですが、生活にもうちょいイロドリを加えたいなと思ったのと、(これはFIRE後、より意識するようになったのですが)例えば、生涯であと何回ランチを食べられるんだろう→だったら気持ち入れて食べてみようか、と思うようになった事が「世界メシ」というアイデアを想起させてくれました。
X(旧ツイッター)で繋がった畏友、略してツイ友さんも乗ってくれて「年間30ヵ国、行ってみましょう」となったというのが、ことの発端です。ありがとうございました!
結果発表(30ヵ国)
では、まずは結果発表!30ヵ国を挙げるとこんな感じです(食べた時系列)。
サモア、シリア、ベトナム、シンガポール、イラン、トルコ、ブラジル、米国、コートジボワール、メキシコ、韓国、イタリア、タイ、チェコ、中国、ペルー、エジプト、台湾、デンマーク、キューバ、リトアニア、カンボジア、ロシア、ドイツ、ミャンマー、ジャマイカ、インド、ウクライナ、ウズベキスタン、日本
続いて、「どこで食べたのか」を軸に、いくつかピックアップしてみます。
◆どこで食べたか(JICA)
まずはJICA食堂です。JICAさん、正式名称は「独立行政法人国際協力機構」(英: Japan International Cooperation Agency)です。本部は千代田区二番町にあるのですが、JICA東京は渋谷区西原(最寄り駅は京王新線幡谷駅)にあります。
こちらには、世界各国から来日された関係者が宿泊する施設があるようで、大きな食堂が併設されているのですが、嬉しいことにこの食堂が一般にも開放されています。多くの方が食されるということで、メニューも世界各国の料理が週替わりで提供されていて、それを1,000円以下で食べることができます。
こちらで楽しんだのが、サモア、シリア、ベトナム、イラン、トルコ、ブラジル、コートジボワール、メキシコ、タイ、ペルーの各国。
こちらの写真は、そのうち一部です。
中華、イタリアン、フレンチ、といった有名どころの料理ではなく、アジア・アフリカ・中南米といった国々の料理を楽しめ、嬉しい&有難い限りででした。ランチを共にする皆さんも世界各国から来ている方で異国情緒(ちょっと違うか)を楽しむこともできますし、センターの前には桜並木がありますので春にはそれも楽しめます。ゼヒゼヒ。
◆どこで食べたか(世界各国の料理を提供してくれるお店たち)
さて、JICA以外のお店で食べたもののうち、大きく括ってて2つほど。
一つ目のグループは「世界各国の料理を日本の皆さんが料理し提供するお店」です。
全部、リストアップ出来ないですが、ランダムにいくつか。
四川料理の名店で麻婆豆腐:過門香@丸の内トラストタワー
代々木上原で、チェコの家庭料理:セドミクラースキー
高田馬場の老舗ロシア料理:チャイカ
渋谷でジャマイカ料理:グッドウッドテラス
ターミナル駅直結ビルをはじめ何店舗もお店を構える有名店や、昭和期から続く老舗店。あるいは住宅街の一角でご家族で経営されている個人店や、若者たちが楽しく始めたお店まで、多くのお店があります。共通しているのが、世界各地の料理に魅了されて日本に根付かせようとしている日本の料理人たちの心意気でした。
ほんと、どこの店も入店と同時に柔らかいホスピタリティに包まれたし、なにしろ美味しかった!
もう一つのグループは「世界各国の料理を現地の皆さんが料理し提供するお店」です。
(こちらも一部のリストアップです)
上野でキューバン・サンド:CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野店
高田馬場にあるミャンマー料理:ノング インレイ
吉祥寺でウクライナ料理:Babusya REY (バブーシャ レイ)
高田馬場にあるウズベキスタン料理:SAMARKAND TERRACE (サマルカンド テラス)
何らかの思い・事情で来日された方々が、母国の料理を提供していらっしゃる店。こちらも店の構えはさまざまでしたが、どこも美味しかった。日本の食材だと本家とは違うのかも、ですが現地のかたが現地の調味料で味付けした料理は、やっぱり日本のモノとは違う味がしました。もっともっと多くのかたが自由に行き交い、相互に料理を味わえるといいなあと思った次第。
いずれも美味だった。そして改めて思うこと
まずは味、について。
冒頭にも書きましたが、中華、イタリアン、フレンチ、和食といった有名どころ(だけ)でなく、ユーラシア(アジア・中東)、アフリカ、中南米大陸各国の料理を頂きました。
で、思った以上に世界の料理は「トマト、ニンニク、唐辛子」で出来ているなあということ。
トマトがヨーロッパに持ち込まれたのは、
クリストファー・コロンブスによる南米大陸発見によりもたらされ、1519年にメキシコへ上陸したスペイン人エルナン・コルテスがその種を持ち帰ったのが始まりであるとされている wikiより
とのこと。およそ500年の間にヨーロッパ、中近東にも展開されたということか~。逆にいうとその前はどういう味付けだったんだろうと思うと、これも実に不思議。
ニンニクと唐辛子というのも実にインパクトのある食材で、旨味というかコクというかがマシマシになりますね。とりあえずこれを入れておけば、ある程度うま味が出るというか。その分、味が似たり寄ったりになってしまうところがあって、ちょっと残念とも言えますが。
肉は、鶏肉が思ったよりも多かったかな。宗教上で忌避すべき食材いうのもあったのかな。鶏肉が多く、豚と牛が同着で続くという感じでした。トマトとの相性などもあるのかもですね~。
そして、逆説的(?)になるのですが、日本の食事≒日本料理≒和食の特異性が目立ちました。魚を中心にナマで食べる習慣。トマトベースより醤油ベース。辛味は唐辛子だけなくワサビも。ニンニクはほんと隠し味程度。
あまり妄信的に「ビバ日本!」っていう風潮はどうだろうなあと思うのですが、やっぱり日本食の特異性、そして美味というのは誇りたいですなあ。
もう一つ。世界各国の料理が、「そのままの形で」あるいは「日本なりのアレンジをされて」、「日本の料理人が」あるいは「来日されたかたがたが」、適切な値段で提供されるという広義の日本の食文化というのも誇りたいなあ。
以上 ご馳走様でした~。