情報処理技術者試験、特に論文(午後Ⅱ)の対策には、添削指導は120%オススメです。本稿では、その理由と、添削を受ける際の注意事項、そしてお薦めの模試・論文添削(通信教育)を紹介します。
論文対策の難しさ
午後Ⅱ対策の中で、問題文の読み解き方、章立て(論文プロット)の作成方法など、詳しく見てきました(未読のかた、ゼヒこちらをご確認ください)。
論文プロットをできるだけたくさん作成することで、場数を踏むといった実際の学習方法も確認してきました。
では、実際に論文を書いてみて、ハタと気づくことがあります。そうです。
「書いた論文、合格圏内にあるのかな?」
午前問題、午後Ⅰ問題は、問題集(過去問集にせよ、本番想定問題集にせよ)には必ず解答例があるので、採点をし、間違えた問題については解説を紐解き、復習も出来ます。
ところが、論文は自己採点ができないといった課題があります。
この課題の克服方法が、模試・は通信教育による論文添削なのです。
模試・通信教育のメリット
論文問題からは明確な採点基準が読み取れませんし、自分の文章を自分で読んで評価することは至難の業。
その点、通信教育や模試等により、他者(プロ)の目により採点・評価してもらうことは、大変有効、ここまではいいですね。
その他、模試や通信教育の利点をざっと挙げると次の通り、です。
2.模試を受けに行くor課題を提出すれば採点・添削してくれる
3.他の受験者の中で自分の位置がわかる
4.お金をかけることで、勉強することがマストになる
他にもメリットはたくさんある(例えば模試に行くとライバルが分かる、当日の時間配分もそのまま等)と思いますが、特に強調したいのは、論文を添削してくれる。これは有効です。
お薦めの模試・通信教育
情報処理試験(特に高度 かつ 論文系)の公開模試・通信教育はあまりないのですが、「資格の学校」」TACさんで、通信教育・模試がありました。
模試や通信教育は、とにかくメジャーなところ、大勢が集まるところから選ぶのが大前提です。
とくに社会人が取得する資格試験などは業界でも認知されている大きなところがベスト。
なぜかといえば、模試・通信教育に集まる数が増えれば増えるほど、その中での自分の順位や当落基準などが本番に近づくから。
ですので、資格試験、特に情報処理技術者試験はTACさん一択でいいと思います。
模試・通信教育(添削)の注意点(守りたいこと)
では、模試・通信教育(添削)を受ける際に、絶対に守りたい事を整理しておきましょう。
まずは先に、通信教育(添削)の場合。
絶対に守りたいことは、
0.必ず締め切り内に課題を提出すること
1.問題を解くにあたっては、本番同様の時間設定を守ること
この2点だけは守りたいです。
まず、提出。
いいですか、通信教育のお金を払って、教材が到着して満足していてはダメですよ。
必ず提出すること、です。
そして、通信教育の課題を出すとなると、きっちり構えて、いろいろ調べて満点取ろうとしちゃう自分の中の完璧主義者の血がむくむくと目覚めてしまいますが
まずは、とにかく締め切りを守ることを肝に銘じて進めていきましょう。
同じことが模試にもいえます。
絶対に守りたいことは、
0.必ず、模試会場に行くこと
1.そして、ラストの午後Ⅱまで頑張ること
とにかく、受けに行って最後まで頑張りましょう。
では、次回また、情報処理の学習について深掘りしていきます。