TOKYO SENTO Festival2020:ヤマザキマリさんの銭湯絵、見てきました。

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こんにちは、セイジュン@週末銭湯家です。TOKYO SENTO Festival2020。ご近所の八幡湯では漫画家ヤマザキマリさんのペンキ絵が公開されています。早速見てきました~。

週末銭湯家として、ご近所の銭湯に通っています。

つい先日も、銭湯の効用についてまとめたのですが、今回は毎週末通っている代々木八幡駅近くの「八幡湯」で、ヤマザキマリさんのペンキ絵が公開されていたので、そのレポートです。

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八幡湯

小田急線で新宿駅から各停で3つ目の代々木八幡駅。そこから徒歩で1分にある八幡湯。

清潔で可愛らしい街の銭湯です。男湯は、22席の洗い場で、湯舟も電気風呂が真ん中、左右に泡風呂というノンビリリラックスできる構えです。

先日前のペンキ絵は、日本海から立山連峰を望む清々しい風景画。銭湯の各所に富山のポスターが張られていて、富山のご出身なのかなと想像していました。

もともと、都内の銭湯経営者は、富山中心に北陸ご出身のかたが多いというのは昭和生まれのアラフィフ世代までなら周知の事実。こちら八幡湯もそうなのでしょう。

 

さて、そんな中、TOKYO SENTO Festival2020という東京都浴場組合のイベントの一貫で、いつくかの銭湯でペンキ絵アートが楽しめるとのポスターが張ってありました。ここ、

八幡湯では漫画家ヤマザキマリさんが担当。これは拝見せねば。

 

ヤマザキマリさん

 

「テルマエロマエ」で有名なヤマザキマリさん。そりゃ、銭湯とも親和性高いですね。

 

イタリア在住のかたなのですが、コロナ禍の中、一時帰国してそのまま、とのこと。ついこの間もTBSラジオ、日曜午前の「安住紳一郎の日曜天国」のゲストコーナーでお話されていました。

さて、では実際のペンキ絵。当たり前ですが写真撮影禁止です。できるだけ見てきた銭湯絵をご報告しましょう。

脱衣所から扉をあけて洗い場へ。大向こうにペンキ絵があります。縦3m、横幅6mほどでしょうか。ペンキ絵にはめずらしく、白黒・モノトーンの墨絵風に仕上げられています。

男風呂は、古代ギリシャのオリンピアン達を思わせる全裸の男たちが、スポーツに興じている姿が描かれています。

まずは、真ん中近景は、円盤投げの選手。大きく投げる前に体をひねり深く屈伸したまさにその瞬間を切り取っています。

人工的な筋骨隆々というのではなく、しなるバランスの取れた体。

ふくらはぎの陰影や脇腹の切り込みが真の運動家としての自負を感じさせます。

 

天然パーマと彫の深い顔から異国の民であることが分かりますが、鋭い眼光は万国共通のアスリートの真剣さが伺えるのでした。

 

その奥には、同じく全裸で組み合うレスリングの風景。頭をつけあい、お互いが有利なポジションを取ろうと、相手の腕をとりあう姿が描かれています。

 

遠景には、パルテノンを思わせる神殿。そしてギリシャの山々と空。モノトーンではありますが、あの空は地中海の風がが吹く青い空なのだろうと、見ているコチラを刺激します。

 

女性風呂には女神たちが描かれいるとか。こちらも見てみたいものです。

オリンピアンと力士

 

風呂につかりながら、古代ギリシャのペンキ絵をしばし眺め。

風呂から上がって脱衣所にくると、テレビでは大相撲。ちょうどその日は、五月場所の千秋楽。

本割で貴景勝に追いつかれた照ノ富士。優勝決定戦戦では、照ノ富士の意地を見せてもらいました。

そして、八幡湯から出て自宅へ。小田急線の線路を超えて、山手通り沿いに歩くと代々木八幡宮の鎮守の森が見てきます。湯舟から見上げたパルテノン神殿との偶然の対比も面白く、帰途につきました。

いやあ、いい湯でした。

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