
こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。毎年恒例のラスベガス旅、今年も無事に帰ってきました!今回も珍道中でしたが、行きのサンフランシスコ空港で乗り継ぎ失敗→リカバリーが最も大きなトラブル&トラブル回避でした。備忘録・反省かねてここに記します。
毎年恒例のラスベガス旅行。ホテルは大満足、滞在もゆったり楽しめましたが…実は、行きのサンフランシスコでのトランジットが思わぬ“試練”に。
ということで今回は、あえてそこにフォーカスして、「トランジットで注意すべき5つの視点」をお届けします。
【1】見た目の「余裕」には罠がある!乗り継ぎは最低3時間強を
今回のエアラインと時間は以下の通り(いずれも2025年春時点のタイムテーブルです)。
・ユナイテッド航空:UA838便(成田ーサンフランシスコ)17:25-10:45
・ユナイテッド航空:UA1702便(サンフランシスコーラスベガス・ハリーリード国際空港(13:00-14:47)
国際線→国内線の乗り継ぎ時間は2時間45分。前年はそれでスムーズだったので安心してたんですが、今年は見事にハマりました。
サンフランシスコ空港に着いてみると、入国審査場に大行列!
理由は、おそらく同時間帯に中国系エアラインの到着便が重なっていたこと。外国人レーンはパンパンで、あっという間に時間が溶けていきました。
→ 学び:トランジットは“何があっても安心”な3時間以上が理想!
【2】アメリカの入国審査は「並んだ順」こそが正義
トランジットがある人も、次の予定がある人も、関係なし。並んだ順に進む、それがアメリカ流の「公平」。しかも、審査官たちはマニュアル通りに淡々。並んでいる途中も、列誘導の方からは、「Sorry for the wait」なんて言葉はまず聞けません(笑)。
その割には、2時間経過してやっとたどり着いた審査カウンターでの係の人との間では、
係「どこに行くの?目的は?」
我「ラスベガスに観光です…」この時点でトランジット失敗が確定しており、不安満載
係(笑顔)「いいねえ!ホテルはどこ?」
我「ベネチアンです」
係(ニッコニコ)「ひょー、やるじゃん。楽しんでね」
以上終了で、荷物受け取りのテーブルにほっぽり出される。。。
→ 学び:「空港はサービス業じゃない」と思って行くと気が楽かも。ただし、人としてはイイヒトもいる(もちろん、人による)。
【3】航空会社は“同一ブランド”が心強い!
今回、ありがたかったのはユナイテッド航空で国際線→国内線が完結していたこと。
入国後、荷物再預けの流れに乗ることが当然できず、ユナイテッドのカウンターで「次の便をできるだけ早く」とお願いしたら、笑顔のおばさまが並び席でのチケットを“さささーと発券してくれました。
その親身さに救われました…ほんと。
そして、私、さも英語が出来るテイに書いておりますが、まったく出来ません。
列に並んでいる間に、「トランジットに失敗した。出来るだけ早い次の便に振り替えて」とスマホで翻訳。その会話案を暗記しようとブツブツつぶやいていたのですが、実際はチケットを提示したら、係のおばさまがサッと察して次の便の手配をしてくれました。
まあ、逆に言えば、いかに乗り継ぎに失敗する人がいるか、ということですけどね。
→ 学び:トラブル時の安心感は「ブランドを揃える」に尽きる。
【4】空港の「サイズ感」も侮れない
サンフランシスコ空港(SFO)は、確かに大きいけれど、ロサンゼルス(LAX)なんかに比べたら“まだ動きやすい”規模でしょう。
写真は、国際線ターミナルから国内線ターミナルの移動通路。長い長い廊下です。しかもこのターミナルは(ほぼ)ユナイテッド航空(とアライアンス便)で締められている。
やっぱ、スケールが違いますね。とはいえ、サンフランシスコ空港だと徒歩移動圏内。トラムやバスに乗っての移動というのもざらにありますからね。
→ 学び:初アメリカでの乗継なら、空港の大きさも検討ポイント!
【5】最後はやっぱり「人」──対応してくれたスタッフに感謝
入国審査の長蛇の列には辟易でしたが、係の人の対応になんとなく「まあ、別に取って食われるわけじゃないしな」と少々メンタル・リカバリー。そしてのその後の、ユナイテッドの地上係員さんの自然な笑顔と声かけに心がほぐれました。
「大丈夫よ、がんばってみるね」
その一言に、どれだけ救われたか…。
→ 学び:マニュアルじゃないホスピタリティが、旅の記憶に残る。
まとめです。トランジットは「過信しない」「備えすぎる」でちょうどいい。入国審査に関しては、タイミングや運の要素も大きいですが、できる備えをしておくことで、トラブル時の被害は小さくできます。
・乗継時間は3時間以上
・同一航空会社で揃える
・空港の規模にも着目
・現地スタッフの対応力にも感謝を忘れずに
・もうひとつ、あんまり夜遅くの到着だと、「次の便」が翌朝なので旅行全体のタイムテーブルで確認
そして何より、「何が起きてもまあいいか」と思える余裕が、旅を面白くしてくれます。
来年もまた、同じ時期にラスベガスを訪れるつもりです。
次回はさらにスムーズな旅になるよう、この教訓を生かしていきたいと思います!
旅先で感じた、ちょっとした心の揺れについて
今回の旅で、もうひとつ感じたことを最後に少しだけ。
トランジットで列に並んでいるとき、「間に合わなかったらどうしよう…」という不安。帰国前日には、「明日は早朝便、寝坊したら…」と気持ちが落ち着かず、なかなか眠れず。
そんなふうに、過去や未来に気持ちが引っ張られて、今ここを楽しめない感覚が、ふと出てくることがあります。以前にも感じたことのある“自分のクセ”のようなものですが、やっぱり旅先では出やすいのかもしれません。
自宅では睡眠の質も時間も特に問題なく、リズムも整っているのに、海外に出ると、時差や非日常、予定の詰まり方もあって、「ちゃんと眠れるかな」という不安が強くなります。
最近は、市販薬やサプリでもいいから、軽い睡眠導入剤をお守り代わりに持っておこうかなと思うようになりました。
「これがあるから大丈夫」と思えるだけでも、気持ちがずいぶん違う気がします。
不安が出てくるのも、また旅の一部。それに気づいて、構えすぎず、ちょっとずつ付き合っていくのも、大人の旅の楽しみ方かなと思っています。以上、自戒の念こめての備忘録でした。
今回、入国審査のお話でしたので、写真撮影不可のロケーションばかり。
2024年の記事、2023年の記事では、ラスベガスの街写真もありますので、ぜひお立ち寄りください。では、来年も行くぞー!!