福岡旅行記#2:西鉄大牟田線・西鉄バスで福岡を攻める

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こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2025年9月中旬、福岡2泊3日の一人旅。初日の午後は、大宰府から薬院までの間をうろうろしていきます。西鉄、すごいなあ。

 

2025年9月17日(水) 13:00 ~ 23:00

九州福岡一人旅。朝、福岡空港について、大宰府と九州国立博物館と見てまいりました。初日の午後はセンチメンタルジャーニーからスタートです。極私的な目的地へ出発します。

昭和40年代後半の3年ほど、我が家は父の転勤で福岡県南区に住んでおりました。

父、母はともに30代。姉貴が幼稚園から小3まで。私が幼稚園入園前から小1まで。当時の思い出はほとんどないのですが、なんとなーく家のトイレの位置だとか、幼稚園までの通学路とか、小学校の校庭とか、断片的な記憶はあります。

という訳で、今回の旅行の一つのテーマに「当時の住まいを見つけてみよう」というものを加えてみました。

事前の手掛かりは最寄りの駅と幼稚園・小学校の名前だけ。事前に母・姉とも会話をしたのですがあんまり深堀りしないまま旅となってしまいました。

で、結果からいうと、ミッション・インコンプリート!家の所在地までは分かりませんでした…

西鉄大牟田線の某駅を降りて、グーグル・マップを見ながらまずは小学校・幼稚園へ。ここはたしかに記憶の中にあるたたずまいと合致しました。校舎がかつてのままかはともかく、例えば校舎の周りの道路とか通学路・暗渠の感じとか。

そこからは記憶を頼りに実家の近くを訪れたのですがここだ!という確信はなし。当時は、家の近所もまだまだ田畑があり、舗装されていない道路なども普通にありました。

今では立派な住居、マンション、アパートが立ち並び田畑は皆無。福岡・博多のベッドタウンとなっているのでした。おおよそこのブロック・この周辺だろうな~というところまででギブアップとなりました。

 

まあ、多少感傷的にはなりましたが、それこそ半世紀前(!)のことですもんね、納得です。駅までの帰路、博多ラーメンいただきました。

住宅街にある家族経営のラーメン屋さんでシッカリ上手い。やっぱりすごいわ。

 

さて、次の目的地に移動します。

このブログ、あるいはX(旧ツイッター)でも何度か書いておりますが、ツイ友の名言に「FIREおじさんは自らが決めたスタンプラリーにはまる」というのがありまして。

やりたい100のこと」の中でも色んなアイテムがあるのですが、次の目的地は今年になってからその存在を知り、巡り始めたものです。それが「ゴールド・ポストを見に行こう」です。

東京2020オリンピック・パラリンピックの金メダリストの皆さんにちなんだ場所に設置されている金色の郵便ポスト、これがゴールド・ポストです。一覧がこちらの首相官邸サイトにありますのでご参考まで。

元の住まいから西鉄で一本の「大橋駅」からスタートです。

ここから西鉄バスに乗り換えて30分ほど。福岡女子商前で下車。

バス停から徒歩1分、那珂川片縄郵便局前にあるのが、こちら梅野隆太郎選手のゴールドポストです。梅野選手はオリンピック種目:野球男子の選手。現在でも活躍中の阪神タイガースのキャッチャーです。

写真を撮っているとちょうど雨が降ってきました。通りを挟んだバス停から大橋駅に戻ります。ほんと、この”おじさんスタンプラリー”という行為・所業に深い意味はありません。山があるから登るというか。。。まあ、楽しんだもん勝ちですね、こういうのは。

ただ、住宅街を縫うように走る路線バスに乗ったりすると、その街の佇まいを「虫の視点」で見ることができて、なんだか旅の深みが増した気がしています。

そうそう。もうひとつ。西鉄の電車、バス(そして翌日利用したJRとも)、交通系カードが実に有効でした。私が持っているのは関東私鉄で使われているPASMOなのですが、各地域で互換性を持たせてくれておりそのまま使えました。

私が普段乗っているバスは、一律料金なので「前から乗ってその時にPASMOを当てて支払い、降りる際は後ろから」なのですが、今回乗った西鉄バスは距離に応じた料金なので「後ろから乗って前から降りる際に支払う」というものです。

その場合、後ろから乗る際に補助券を取って乗った位置を示す必要がありましたが、交通系カードの場合、乗る際にピッと当てて「こっから乗りましたよ」と電子的にマーキングをし、前から降りる際にピッと当てて「さっきマークしたからの料金を払いますね」と、実に便利便利。

 

さてさて。大橋駅まで戻ってきて、今宵の宿に向かいます。大橋駅から西鉄大牟田線で3駅、薬院に16:00過ぎ到着。こちらほど近くのグランドキャビン天神南が今回のホテルです。これも今年やってみたかったことのひとつ、カプセルホテルに泊まります。

チェックイン後、こちらが部屋(というかカプセル)です。単なるカプセルよりちょっとリッチ。生活空間があり荷物置いたり、小さなデスク・椅子もあります。ベッドは下。構造上、お隣の人が上にくるという訳ですね。

シャワー&パウダールームやトイレなどは当然別。また、カプセルがある空間に入るにはセキュリティカードでピッと当てて入るなど安全面も考慮されていますね。タオル・パジャマ他アメニティも一通り揃っていて十分十分。今回、こちらで2泊お世話になります。

 

さて、1日いろいろと回ってきたのでここで一旦小休止。夜になって出直しです。

大学時代の旧友が福岡に住んでおり、再会・飲み会です。まあ、先日まで東京に転勤で来ており、ちょくちょく飲んだり麻雀したりという間柄なので、感動の大再会という訳ではないのですが。

 

薬院までで来てくれて飲み屋へ。「どんなの食べたい?」という事前リクエストがあって「うーむ、もつ鍋かなぁ」と答えたところ「いいけど、食べ終わるとグッタリするよ」との返信あり。言わんとする所も分かり少々恐れおののき「じゃあ軽くで。予約しないで歩きながらで」ということで当日を迎えました。

18:30集合。ちょうどホテルに入っていた時刻にかなりの雷雨がありましたが、既に上がっていて空気も入れ替わりだいぶ涼しくなってきました。お店は餃子屋・弐ノ弐。友人がおもむろに生ビール2と餃子3人前を頼みます。いきなり餃子3人前か、やるなあと思っていると、「博多の餃子はこぶりなんだ」とのこと。ああ、思い出した。昔々50年前、福岡に住んでいた頃、亡き父が「博多の餃子は一口餃子」って言いながらお土産に買ってきてくれたんだったなあ。

そのほかの料理も上手く、そして安い。軽く、のつもりがナマ・ナマ・・・ハイボール・ハイボール・・・

腹一杯ではありますがもう少し飲もうと、ちょっと歩いて三角市場という雰囲気の良い路地裏へ。東京で行ったら(商業化される前の、こじんまりした)ゴールデン街といった感じかな。その表通りにあるJBバーというお店へ入りました。

ママさんと少し話をしたら、以前は別の場所で洋服屋をやっていたと。その時からご主人がソウル、リズム&ブルースが好きだったと。壁にはジェームス・ブラウンとご主人が一緒に写っている写真も張られていました。

そうか、それでJBバーなんだ。

ポップコーンをつまみながら、ジントニックを飲む。旧友と一緒に飲んでいることを、同じ仲間とのライングループに写真付きで投稿すると、メンバーの一人から「ちょうど出張で東京から博多に来ているんだ!との電話がありました。急遽、もう一人合流して、河岸を替えて更に飲んで話して笑って。最後はしめでラーメンと思ったが、3人ともおなか一杯ということで博多ちゃんぽん一杯をシェアーして解散となりました。

いやあ、楽しかった。

ホテルまで戻って22:00くらいだったかな。思ったほど遅くなくてよかった。シャワーを浴びて就寝。カプセルホテルでの睡眠では他の方の生活音はどうかなと思っていたのですが、こちらも特に問題なし、何より何より。

こうして、一人旅1日目はおしまい。2日目の珍道中はまた次回。お時間ありましたらまたお立ち寄りください。