セイジュン@アラフィフ応援隊です。iDeCo を始めて3年が経過、毎月限度額いっぱいの12,000円を積み立ててきました。
さて3年後の運用結果は?運用利回りは?いかがでしょうか?
イデコをメリデメの観点からざっくり理解する
「iDeCo(イデコ)とは、個人版の確定拠出年金(Individual Defined Contribution」の略で、老後資金を貯めるためのお得な制度で、、、」といった情報は、どのサイトにも載っていることなのでやめておきましょう。ここでは次の 要点だけ押さえましょう。
・時間分散ができるので運用リスクが少ない
・節税効果が大きい
・若い頃から始めるのが有利だけど何気に我々アラフィフ世代にとっても有利【デメリット】
・もらえる(正確には引き出せる)のは60歳になってから
・リスクは少ないがないわけではない
ひとつずつ、ざくっと見ていきましょう。
時間分散ができるので運用リスクが少ない
資産運用の世界でよく言われることが、
Do not pile an egg to one basket. 全ての卵を一つのカゴに盛るな。
です。要は、一点集中で勝負してはダメ、分散することでリスクが抑えらるということです。
その際の分散ですが、商品の分散だけでは半分正解。
時間の分散も効果的、というか時間分散の方が効果大です。
その点からも毎月積立型の ideco は運用リスクが少ないのです。
メリット:節税効果が 大きい
iDeCo の最大のメリットがここです。次の3つの時点で「減税」という形で現れます。
◆通常は利息・運用益から税金が引かれますが、iDeCoなら非課税
◆年金受け取りなら公的年金等控除、一時金なら退職所得控除の対象
特に一つ目の「掛金が全額所得控除」が、お得です。
「控除」という言葉が難しいのですが、簡単にいうと「iDeCoに預けるお金は、所得から引きます」ということ。ということは所得税が少なくなるということです。
各種シミュレーションサイトがあるので、ご自身に当てはめて計算されることをお勧めします。ここでは一例として、45歳年収600万の場合、12,000×12か月で年間14.4万円が所得から引かれると所得税が3万円少なくなると概算できます。
浮いた3万円。どうぞ、美味しいものでも食べてください。
メリット:若い頃から始めるのが有利
期間が長ければ積み立てる金額も大きくなり、リスク分散もできます。 長期間運用のメリットがここにあります。
では、我々アラフィフにとってメリットがないかと言うとそんなことはありません。
若い人に比べて短時間のみの運用ということは裏を返せばお金を引き出せるタイミングが早く来るということですから。
アラフィフであれば、約10年後に向けて節税メリットを活かす仕掛けとして利用できるということです。具体的ですね。
デメリット:60歳からしか受け取れない
iDeCoは、リタイヤ後を意識した長期の資産運用です。
ですので、若いかたには、何十年後に向けた備えをするiDeCOにリアリティを感じないとしても仕方ないと思います。ここは個々人の考え方が反映される部分です。
他方、我々アラフィフはちょいと先にむけての積み立てだと考えればいいでしょう。アラフィフ世代にとっては、60歳以降しか受け取れないというのは決してデメリットではありません。
デメリット:商品によってはリスクがない訳ではない
iDeCoの代表的な商品である投資信託は元本保証ではありません。
ですので、どんなに分散していても、マイナスになるリスクは受け止めなければなりません。
ただし、後述のとおり、元本確保型の商品もあるので、このデメリットは対策が打てますね。
いかがでしょうか。あなた自身のライフスタイル・ライフプランとメリ・デメのバランスはいかがでしょうか。
では次に、運用管理会社と具体的な商品を見ていきましょう。
どこで買えるか
iDeCoを運用・管理してくれるのは、銀行(都市銀行・信託銀行・地方銀行・信金・信組)、証券会社に生損保各社など、我々が金融機関と聞いてイメージできる各機関で取り扱っています。
あなたが「既に取引をしている金融機関で、iDeCoもお願いしよう」という考えるのもありですし、「せっかくだから、今まで証券会社との付き合いがないのでこれを機会に取引してみよう」というのもアリです。
また、金融機関の支店で始めるのいいですし、ネットでの手続きで済ませるのもいいと思います。
私の場合は、
◆都市銀行の支店などに行く時間がなかった
◆金融機関の支店に行って他の商品を進められるのがうっとうしかった(カモねぎです)
という理由から、ネット経由で楽天証券に決めました。
結果、大正解でした。おすすめです。
何を選べばいいか
iDeCoを始めるということは、投資信託・保険・定期預金などから商品を選ぶことになります。
投資信託・保険・定期預金の3つを大きく分類すると、元本変動型つまりは元本割れするリスクがある投資信託と、元本確保型つまりは元本割れするリスクがない保険・定期預金に分けられます。
どーしても元本割れリスクを許容できない人は、定期預金をおすすめします。
通常の銀行に預ける定期預金と全く一緒、そのうえで預ける金額が所得から差っ引かれる(控除される)ので税金がお得になるメリットを享受できます。ですので、これは100%やらないと損、ということです。
私の場合は、時間分散でリスクを低減できている点と月々の積立額が12,000円であり余裕資金である点から投資信託をチョイスしました。
次に、投資信託の商品選択です。ここでは商品を分散することでリスクを低減。また信託報酬(運営会社に支払う手数料と考えて下さい)が安いインデックス型の投信をチョイスしました。
12,000円/月を4つに分けて、世界株・世界債権・日本株・日本債券に25%つまり4,000円ずつ積み立てたということです。
で、その結果がこちら。(スイマセン、今気づきました。画面キャプチャがヘタッピで真ん中に「あ」っと映ってしまってます(汗)ご愛敬で)
世界株好調、日本がんばれよ~
とはいえ、5%で運用できているので十分です。
もちろん、今後の経済動向によってはマイナスになる局面がないとは言えません。
ただ、先に書いた節税の効果を食いつぶすほどのマイナスが、しかも長期にわたるリスクは極めて少ないと踏んでおります。
今後は、定期的に25%ずつの配分がくずれないよう年に1度程度のリバランスをしたりしながら、のんびりと60歳まで積み立てていきたいとかんがえています。
皆さんもゼヒ。経済や節約などにも関心がいくようになって生活の質があがりますよ。