【阿佐ヶ谷寿々木園】金魚釣りに行ってきました!

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2024年6月、梅雨入り直後なのに快晴の午前。東京は阿佐ヶ谷にあります寿々木園に行ってきました。「寿々木」は”すずき”と読みます。縁起の良い当て字で綴られた寿々木園は、都内老舗の「釣り堀」です。

こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。先日、阿佐ヶ谷にあります釣り堀「寿々木園」に行ってきました。去年は、市ヶ谷フィッシュセンターで鯉釣りは挑戦したのですが(こちらに記事アリ)、今回は「金魚釣り」です。釣果は如何に!

 

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NHK「72時間」で惹きつけらた寿々木園

さて、針に餌をつける前に、ちょっと前日譚を。

そもそも寿々木園を知ったのはNHKのドキュメント番組「72時間」です。

72時間つまり3日間、一つの場所に集まり去っていく人々を描く30分の番組ですが、そこで寿々木園が取り上げられたのが2020年の夏でした。

中央線沿いにある住宅街・商店街の片隅にある釣り堀。そしてその釣り堀では、鯉とは別に「金魚」の堀があり、むしろ金魚のほうが賑わっていると!

こりゃ行ってみたい!と思い「今年やりたい100の事」にもピックアップして、いつ行こうかいつ行こうかと思っていたところ、ふっと「今日だろ」ということで6月下旬のとある朝、阿佐ヶ谷に着いた、という次第です。

 

阿佐ヶ谷駅からいざ!

ちなみに、こちら寿々木園さんは朝8時から開園という朝活派です。その代わり、日没と共に店仕舞い。定休日は金曜日。激しい雨の日はお休み(いっとき休みなどもあり)とのことで、X(旧Twitter)などで確認して行きましょう。

さて、新宿から中央線快速で10分弱で阿佐ヶ谷駅に着きました。南口の噴水広場から「川端商店街」の小路を行けば徒歩3分。ファミマ杉並阿佐ヶ谷南口店のチョイ先に寿々木園が見えてきます。

マンションの1階に、寿々木園の受付・売店があり、その前庭に位置する部分に大きな池が2、3つあります。奥に位置するのが鯉の池、そして手前が金魚の池。

訪れたのは平日の午前中。お客さんもまだ閑散としています(それでも常連さんがいるのがすごい!)。で、全てのお客さんが金魚の池に釣り糸を垂れています。金魚釣り、大人気。

では、まずは受付・売店へ。受付でおじさんに「はじめて来ました。金魚のほうをやってみたいです。よろしくお願いします」と挨拶すると、にっこりと釣り竿と餌を貸してくれます。1時間650円をお支払いし、入店時刻を書いたメモを頂きました。餌のつけ方も教えてもらい、ではでは、いざ行かん。

 

1時間で釣果は如何に?

1辺10m弱の釣り堀には四辺に簡単な椅子が用意されていて、好きな場所で釣ることができます。

この日は日差しが強く、ヨシズが張ってある一角に座りました。先客は数名。いずれもリタイア後のオジサンたちです。

恐らく週末には子供の集団や家族連れの皆さんが多くいらっしゃるのでしょうが、この時間帯はやっぱりベテラン勢の憩いの場でした。

先輩らに「おはようございます」と小声で挨拶すると、皆さん「おはようね~。はじめてかい?がんばってね」とニコヤカに返礼をいただきます。常連の皆さんはマイ釣り竿を持参したりするようなツワモノぶりですが、マウントしてくるような輩はおらず、全体的に柔らかいムードが締めています。

で、着座。見よう見まねで餌をつけて、一投め。しばらくして糸を引き上げると餌はそのまま。よしよし、なんとなく合ってるかな。とまた釣り糸を下ろししばし後あげてみると、今度は餌は跡形もなし。

おー、難しい。釣り堀を眺めれば、目の前を金魚が悠々と泳いでいるのですが、釣れる気配が一切しません(汗)。

まあ、のんびりいきましょう、ということで釣り糸を垂れる、あげる、餌がない、餌つけてまた投げる、ということの繰り返し。「あたり」というのは、うーむ、分からない。

周りの先輩がたを見ても同じリズム。「入れ食い」という方はおらず。どうかな~、5~6人が釣り糸を垂れてて、5~6分に1回、誰かが釣りあげているという頻度だったかな。

さて、40分ほど経過。「あたり」は全くないのですが、釣り糸を上げて見ると「おー、金魚、ついてる!」。焦りながらも、なんとか針をはずしバケツの中へ。



梅雨の晴れ間の日差しに照らされてバケツの水もキラキラと輝いて見えます。そして、何より金魚の鮮やかなこと!しばらくじっと見てしまいました。

その後も粘りましたが、タイムアウト。延長戦はせず、今回は1時間で投了です。バケツと釣り竿を持って池を撤収する際も、諸先輩から「釣れた?」の一言。「はい、一匹釣れました!」「良かったね~」と幸せな世界が広がります。

受付のおじさんに終了を告げると、「金魚、どうしますか?持ち帰れますが」と尋ねられましたが、釣りを楽しめただけで十分ですので返却。そのまま釣り堀に戻しました。

手を洗って、汗を拭って、水槽の金魚たちを眺めて、クールダウン。ああ、楽しい1時間でした。これはまた是非、来よう。

以上 1時間で釣果一匹。なれど達成感はモービィ・ディック並みでしたよ。ではまた。