佐野元春ライブ・フィルム『LAND HO! 横浜スタジアム1994.9.15』観てきました〜。

趣味

2025年9月10日、日中の蒸し暑さを持ち越した夕暮れ。新宿バルト9で佐野元春ライブ・フィルム『LAND HO! 横浜スタジアム1994.9.15』観てきました〜。

 

こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2025年晩夏→初秋、佐野さんご本人は45周年アニバーサリーツアーの真っ最中。最近とみに元春ブームが起き、とどめにNHK「あさイチ」出演もあって、ライブチケットとれないとれない。

そんな中、今回のライブ・フィルム上映の話が届きました。一夜限りの上映会が全国の映画館で行われ、しかもその前に佐野さんご本人の登壇ありのプレミアム上映があると!早速チケット抽選に申し込み、なんと取れました!で、以下、当日9月10日の話です。

 

スポンサーリンク

バルト9スクリーン9、佐野さん登壇!

18時過ぎバルト9に到着。

会場はスクリーン9で既に開場となっていました。

徐々に客席も埋まり、定刻の18時半には満席。年齢は50代(同世代)以上が多いですね。男性女性半々、仕事帰りのサラリーパーソンが多く、友人・カップルでの参加もいらっしゃいました。なんでも、ここスクリーン9はバルト9でも一番広い劇場とかでそこが満席です。

18時半きっかりに司会の方が登場です。「ぴあ」のエディター・ライターの方でした。スイマセンお名前失念しましたが、我々同世代(よりちょっと若いかな)の男性でした。簡単な自己紹介のあと、カフェ・ボヘミアのテーマに乗っていよいよ佐野さん登壇。

 

黒の革ジャンに同じく黒のデニムで颯爽と登場。いやあー、かっこいいな~。

1994年9月15日、降り続いた雨がライブが始まる頃には止み、そしてクライマックスには月が顔を出したこと。母がライブを見に来てくれたこと、そしてそれが彼女にとって息子のライブを見る最期となったこと。デビュー以来のバンド「ハートランド」との最後のライブであったこと。

いつもの佐野さんの、ちょっとはにかみながらの暖かい言葉で話してくれます。

また司会の方からは、映像作品として、このライブフィルムの凄さについて紹介がありました。

アナログで撮影されたフィルムをデジタル化した上で画角を4:3から16:9に変更したこと。天地をカットしたことが、かえって横浜スタジアムというワイドなシチュエーションに合致したこと。今回の編集は素材から起こしたこと、単なるノスタルジックな映像ではなくまさに現代の映像作品となっていること。そして劇場音響の凄み…

「あの日、横浜スタジアムにいた人?」の問いかけに、かなりの手が上がりました。僕も手を挙げたのですが、ホントみんな31年よく生きのびたよ。がんばった!

 

そして、ハートランドからの手紙。

革ジャンのポケットから手紙を取り出し、佐野さんが読み始めます。今回のフィルムについての彼の言葉です。

もうね、それ自体が、ポエトリー・リーディングでした。いずれブックレットに編集されるようですね。楽しみです。

では、上映開始。

 

LAND HO! 横浜スタジアム1994.9.15

ライブスタート。ハートランドによる「シー・ファー・マイルズのテーマ」のあと、元春登場、そして1曲目が、ナイトライフ。

そうか~、一曲目ってナイトライフだったんだね~。コヨーテバンド以降、ホーンセクションがなくなったからか、ライブ演奏の機会がほぼなくないんじゃないかな。いやあ懐かしい。古き良きアメリカン・ロックンロールの趣き、最高のスタートです。

その後、アンジェリーナ、スターダスト・キッズ、ガラスのジェネレーション、ハッピーマン。。。

NY渡航前のいわゆる初期3部作から畳み掛けるような選曲!

 

曇り空、薄暮の中で始まったライブもいつの間にか夜の闇へ。

そして「ビジターズ」以降の曲が始まります。ヤングブラッズ、 インディビジュアリスツ、ニューエイジ 。

普段のライブでも、あまりMCに時間をかけない元春ですが、今回のフィルムでは更にシャープに仕上げていて、本当に演奏中心の(演奏のみの)映像が続きます。映画館の観客も、31年前のスタジアムの観客と同じように、リズムをとり拍手をして楽しんでいました。

 

そして、ロックンロール・ナイト。

― 友達のひとりは遠くサンフランシスコで 仕事をみつけた

― 友達のひとりは手紙もなく今 行方もわからない

―友達のひとりは幸せなウエディング 一児の父親さ

1983年のアルバム「サムデイ」に収録。ライブが1994年。そして、そのフィルムを見る今日が2025年。

過去を振り勝ったその時間自体が、既に思い出になっていくという感覚。歳をとるのも悪いことばかりじゃないよなあ、と思える瞬間でした。いやあ、泣けた泣けた。

そして、ライブは佳境へ。

ソー・ヤング、彼女はデリケート、悲しきレイディオ。

雨上がりの曇り空の中で始まったライブも3時間が経ち、月明かりの中で大団円を迎えます。

そしてラストの曲、31年前のライブ会場と2025年の映画館、みんなで「サムデイ」を口ずさんでライブ終了。

3時間超のライブ・フィルム、本当に素晴らしかった。そして、ライブ、本当に行きたいなあ。東京ガーデンシアター、当たれ!

今回はここまでです。お付き合いいただき、ありがとうございました。また次回、お立ち寄りくださいませ。

 

趣味
スポンサーリンク
シェアする
Seijunをフォローする