IT関連で欲しい資格、ITストラテジストは何位でしょうか?【必見!日経コンピュータ恒例企画】

ITストラテジスト

 

セイジュン
セイジュン

こんにちは、セイジュン@エンジニア応援隊(@39Seijun)です。日経コンピュータで毎年恒例になっている「欲しい資格一覧」が今年も記事になりました。本サイトで2021年春試験にむけて試験対策を絶賛応援しているITストラテジストですが、何位だったでしょうか。

 

結論から行きましょう。1位はAWS関連。2位がITストラテジストで、3位が情報処理安全確保支援士(いわゆる登録セキスぺ)でした。

 

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欲しい資格

今回の日経コンピュータの企画記事。非常に興味深いのが、その切り口です。

欲しい資格、持っている資格、実際に役に立った資格、さらにはベンダー系の資格といった具合に細分化されています。

ここでは欲しい資格持っている資格役に立った資格についてごく一部を拝見し、レビューしたいと思います。

 

まずは、欲しい資格。第1位は、みんな大好き「AWS認定各種(ソリューションアーキテクトなど)」

AWSとして認知されていますが、アマゾン・ウエッブ・サービスの略語だってこと大丈夫ですか、皆さんご存知ですか。

つまりはアマゾン社製のWebサービスについての知識を問うもので、この認定を持っていれば、業務知識や業界ノウハウはなくても、アマゾンに限定されたWebサービスの知見は持っているとお墨付きを獲得できたことになります。

転職や昇格などに有利だ考えて、みんな欲しがるのですね。難易度は相応に高く、何よりAWSの実務経験があったほうが取得には有利です。

 

第2位。我がサイトで応援しているITストラテジストです。こちらは技術のみを指向しているのではなく、ITと経営の橋渡し、文字通り戦略・ストラテジックな考え方を推している資格です。

 

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する情報処理技術者試験の中で、いわゆる論文系の資格の中で最難関です。

これもITエンジニアの上級職として、転職や昇格などにっも有利に働く資格ですね。

個人的には、ある程度の実務経験があってそれを勉強・座学という形で棚卸するやる気があれば半年弱の準備期間で十分に合格できると考えています。そこらへんはコチラで整理しましたので是非。

 

続いて3位。情報処理安全確保支援士

こちらもIPAが実施していますが、いわゆるセキュリティに特化している点、合格後に登録する必要がある点など、情報処理技術者からは独立した国家資格となっています。

昨今のセキュリティへの関心の高まりからIT企業だけでなくユーザー企業でもセキュリティ関連の有識者確保は急務であるため、本資格を持っていることは、やはり有利に働くのでしょう。みんな欲しいですねえ。

 

持っている資格

さて、上記がTo-Beとすれば、As-Isです。皆さん、現時点どんな資格をお持ちなのでしょうか。

1、2位が、基本情報処理と応用情報処理。まずはIPAのエントリー資格をシッカリ持っている技術者像が浮かびます。

第3位は、欲しい資格3位の「情報処理安全確保支援士」。

人気資格&難関資格なのですが、合格・獲得していらっしゃる方が多いのですね。

個人の頑張りもそうですが、企業として獲得支援を行っているところも多いのかも知れませんね。

こういうところ、自社が取り組んでいなければ、こういったアンケート結果をエビデンスとして用いて、会社と掛け合うのも重要です。私にとらせろ!アピールです。

 

役に立った資格

さて、今度は役に立った資格です。

欲しい資格とも持っている資格とも異なる結果が出ていて興味深いです。

まずもって、「役に立った」という言葉の定義ですが、「実務に役立った」「昇進・昇格に役立った」「転職に役立った」「昇給や報奨金を得た」の4項目の合計によるものです。資格取得にかけるエネルギーに対しての費用対効果を測る意味でいずれも需要な項目ですね。では、ベスト3を。

 

第1位は、CISA(公認情報システム監査人)です。

ちょっと耳なじみのない方もいらっしゃるかも知れませんが、SACA(情報システムコントロール協会)が認定する国際資格です。

「システム監査」ではあるのですが、受験料がUSドルであることから分かる通り、国際資格であることが特徴です。

そのため、監査法人やコンサルティグ会社、外資系企業や金融機関、一般的な事業会社などの情報システム・内部監査部門などで活躍できます。外資への転職の際など、自分の能力のエビデンスとして有効ですね。

 

第2位は、プロジェクトマネージャ

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の情報処理技術者試験、高度・論文系の老舗資格です。コチラでも応援しておりますが、やっぱり「持ってて良かった」資格なのですね。

どちらかというと、ベンダー・Sierなどシステム開発側の資格ですが、ユーザー企業側の情報システム部門のかたが持っていると、鬼に金棒です。

 

第3位は、システム監査技術者です。

これもIPAの資格。1位のCISAよりも難易度はこちらのほうが高いと思います。

資格取得のためには、スゴク歯応えのある努力が必要なのですが、開発側・ユーザー側いずれでも持っていると実務に活きる資格です。私もかなり以前になりますが取得して実務にも活かせたし、人事評価でも助けになってくれました。

 

読んでてよかった、日経コンピュータ

 

さて、有益な情報満載の日経コンピュータ。情報処理資格取得の観点から、その効用をコチラに纏めています。

 

欲しい資格、第2位のITストラテジストの試験問題。例えば、2021年度の午後Ⅰの4問は、こんなテーマでした。

1.デジタルトランスフォーメーション(DX)について
2.小売販売とインターネット通信販売の融合について
3.新規ビジネスの企画について
4.AIを用いた節電義手について

さすがに、ここまで新規性の高いテーマを具体的な事例に落としてまとめることは参考書・問題集と言った「学問」の視点では厳しいです。こういう旬・ナマのテーマは、「日経コンピュータ」から吸収するしかないかなと思います。

>>日経コンピュータ:定期購読

もしも、貴方が会社や団体など組織に属している場合、図書費・資料費からなど、団体の予算から購入することを申し出るのもアリです。言うのはタダ、物は試し、是非チャレンジしてください。

 

もしも、組織の予算はダメ、となった場合も、周囲の学習仲間と割り勘で定期購読・回し読みなどもありです。

 

ぜひ、情報処理試験・ITストラテジスト対策に、「日経コンピュータ」を!