福岡旅行記#6:晩夏の大濠公園で滝汗。キャナルシティから銭湯経由で福岡空港

趣味

こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2025年9月中旬、福岡2泊3日の一人旅も最終版。3日目の午後は大濠公園でのんびり、の予定が思わぬ「登城」で滝汗となりました。無事に帰れるのか、自分…

2025年9月19日(金) 12:00 ~ 23:00

12時ちょうどにランチを終え、軽く一息ついたあと、再び移動開始。

地下鉄に乗り込み、向かったのは大濠公園です。

福岡を代表する(ベタな表現ですがw)緑と水のオアシス。都会の真ん中にありながら、広々とした池と遊歩道が整備され、市民の憩いの場として知られています。

午後の予定は、この大濠公園をゆっくりと散策しながら、旅の余韻を味わうことにしました(この時点では…)。

大濠公園駅を出てから、池沿いを歩くことおよそ10分。

緑に囲まれた遊歩道は整備されていて、水面を渡る風やキラキラと光る波が心地よく、いい雰囲気でした。

ただ、この日はとにかく暑い、暑い。

炎天下の中を歩いていると、さすがに汗が止まらなくなってきました。

前から行ってみたかった福岡市美術館へ避難を兼ねて入館。近代的で開放感のある建物に足を踏み入れると、ひんやりとした空気とともに、静かな時間が流れ始めます。

入場料は200円。

落ち着いた館内で、旅の合間にアートを楽しむにはちょうどいい場所です。

展示は、近現代美術が中心で、幅広いジャンルが並んでいました。

ちょうどこの時期は企画展も開催されており、他ではなかなか見ることができない珍しい作品に出会うことができました。

展示室は一つひとつがとても広く、ゆったりと鑑賞できるつくりになっていて、見応えも十分。アートに包まれながら、静かで豊かな時間を過ごしました。ひと通り見終えたあとは、館内のカフェでひと休み。窓の外に広がる池と緑を眺めながら、冷たいドリンクを片手に、旅の午後をゆったりと味わいました。

 

14時過ぎ、美術館を出て、すぐ隣にある福岡城跡へ。その中でも一番高台に位置する天守台に登ってみました。

もちろん現在は天守そのものはなく、石垣のみの遺構ですが、上から眺める景色はなかなかのもの。

大濠公園の池や福岡の街並みを一望でき、往時の城郭の姿を想像しながら、しばし風に吹かれて佇みました。

……とはいえ、この日もとにかく暑い、暑い!

照りつける日差しの下、石段を上り下りしていると汗が止まりません。

帽子と水分補給が必須の、まさに真夏の観光でした。

天守台を降りる頃には、もう汗が止まらず、額から首筋までだらだらと流れるほどの暑さ。こりゃ、なんとかせねば。15時過ぎに再び移動開始。福岡市美術館の向かい、NHK福岡放送局の横にあるバス停から乗車し、博多駅方面へ向かいます。

車窓からは、天神や中洲の街並みがゆっくりと流れていき、行き交う人々や金曜午後の街の活気をぼーっと眺めて過ごします。そして、博多駅の一つ手前で下車し、向かったのは大型商業施設のキャナルシティ博多。

館内には噴水広場や映画館、飲食店が並び、街の中にもう一つの近代的な街があるようなスケール感です。無印良品へ。セール中で、安くなっていたTシャツとパンツを購入。お会計は1,700円。

 

買い物を終えた後は、徒歩で住吉エリアへ。目指すは昔ながらの銭湯。入浴料は550円。

熱い湯と水風呂を交互にザブザブ浴びながら、体の芯から汗を流し、すっかりリフレッシュ。湯上がりのさっぱりとした感覚に包まれながら、「ふーっ」と一息。旅の疲れもすっかり癒えました。

 

そのまま博多駅までブラブラと徒歩移動。博多駅からは、地下鉄で2駅。旅のラストを飾る目的地、福岡空港へ向かいます。

夕暮れの車内に揺られることわずか数分、17時半過ぎには福岡空港に到着しました。ここまで動きっぱなしだったので、「風呂上がりのビールが飲みたいな」と思い立ち、空港の中にあるラウンジへ向かうことにします。

選んだのは、一般的な空港ラウンジではなく、蔦屋書店(TSUTAYA)が運営するおしゃれなカフェラウンジです。

本棚に囲まれた落ち着いた空間で、本を片手にゆっくりとビールを楽しむ、贅沢な時間を過ごしました。

利用料金はアルコール込みで1,540円/1時間也。

滑走路を行き交う飛行機たちを眺めながら、冷えたバドワイザーの生ビールを味わい、スナック類をつまみながら、のんびりとした時間を過ごしました。

スマホのバッテリーもそろそろ心許なかったのですが、ここではしっかり充電ができたのでひと安心です。

身体も気持ちもスマホもリフレッシュして、最後のフライトに向けて、リスタートです。

19時前、そろそろ飛行機の時間も近づいてきたところで、 「最後にもう一品」という事で、空港内をぶらり。歩いていると、目の前に現れたのは有名店がずらりと並ぶラーメンストリートの一角。人気店、一風堂に入りました。

カウンター席に腰を下ろし、目の前で手際よくラーメンを仕上げていくスタッフの姿を眺めながら、あらためて「この味をアルバイトのオペレーションで安定して出せるって、やっぱりすごいことなんだな」と実感しました。

 

一杯の完成度の高さ、そして“全国どこでも変わらぬ味”を支える仕組み。一風堂ブランドの強さを感じます。ただ、今回の旅を振り返ってみると、「自分はそんなにラーメンが好きなのかどうか」ふとそんなことを考えてしまうほど、むしろ、うどんや海鮮ものの印象がとても強く残りました。

19時半には一風堂を出て、いよいよ旅の締めくくり——お土産タイムへ。

めんべいとひよこを選んで、あっという間に買い物終了。

空港内を見渡すと、めんべいの紙袋率が高いですね~。軽くて個包装されていて、配る系のお土産として最適なんでしょうね。

お土産を買い終え、20時前には手荷物検査を通過。そのまま搭乗口6番の前へ。

搭乗までの時間を使って、旅の写真フォルダを開き、今回の旅行の振り返り整理です。いやあ、色々あったけど、全部楽しかった。

20時40分、ボーディング開始。そして21時ちょうど、定刻通りドアクローズ。帰りのフライトは行きよりも少し早く、あっという間でした。22時40分、羽田空港に到着。3日間の福岡の旅、これにて無事終了です。京急乗って帰ります。

 

福岡一人旅、最終日は午前の玄界島に始まり、午後の美術館と大濠公園、銭湯に福岡空港でのひととき。文化・自然・食・発汗・癒し——そのすべてが詰まった1日でした。

今回の福岡旅は、二泊三日という短い時間の中で、“ひとり旅の心地よさ”を改めて感じた三日間でした。

自分のペースで動き、見たいものを見て、食べたいものを食べる。誰かと共有する旅とはまた違う、内省的な充足感がありました。

そして、旅の中で感じた小さな発見や喜びを、こうして文章にして残すことの楽しさも、改めて実感しました。

「書くこと」は、やっぱり自分にとっての“旅のもう一部”なんだと思います(真面目かw)。

 

そして、これからの発信について

そして、これからの発信について、です。

楽しい時間はあっという間に過ぎていきますね。旅の終わりは、いつも次のことを少し考える時間でもあるわけで。

実は、この秋から、発信の場所を少しずつnoteへと移していき、これまで続けてきた「50kara.net」は、ここでひとまず一区切りにしようと考えています。

このブログはFIRE後の生活を綴る“航海日誌”のような役割を果たしてくれました。他方、当初とは少しづつ私の身の回りや考え方も変わってきたのも事実です。

アラフィフよりもアラカンが近づいてきたこともあり、これからはもう少し軽やかに、“まとめる”というより“味わう”ようなスタイルで、日常や100のことなどをnoteという新しい場所に書いていこうと思います。

準備ができたらまた紹介させてください。

これまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。