【世界陸上2025】国立競技場で見てきました~。

趣味

世界陸上、キター。東京にキターということで、大会初日(2025年9月13日)のあさイチ、東京国立競技場で観戦してきました。

こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2年に一回行われる世界陸上、正式名称は「世界陸上競技選手権大会」。今回の東京大会で第20回目だそうです。

日本での開催は東京(1991年、第3回)、大阪(2007年、第11回)に続いて3回目。

1997年以降、織田裕二さん・中井美穂さんによる司会進行でTV(TBS)観戦、楽しんできました。ちなみに、前回の東京開催(1991年)当時は、日テレの中継。今では伝説のごとく語り継がれている故長嶋茂雄さんによる「ヘイ、カール!」が飛び出したのがこの時でした。

さてさて、せっかく東京で2度目の開催、しかも日本で3回目ってことは私事ながらまあ現世では最期でしょうということで、春にはチケットを取り初日あさイチの国立競技場へ!となった次第です。

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国立競技場へ。9時到着、周辺では競歩まっさかり!

2025年9月13日(土)。

大会初日のモーニングセッション(午前中の部)、そして席は競技場の3層ゾーンという一番てっぺん(=安い)席、大人2500円也。

9時、競技場到着。すでに国立競技場周辺では、男女35キロ競歩が周回コースで行われていました。

かなりの観客が沿道で応援しているのを眺めながら、そわそわと競技場内へ。入り口での荷物点検・ゲートをくぐり、上部観客席にエスカレータで。

場内見えてきました。通路を通り、スタジアムに入ります。薄暗い通路からパアッと明るい観客先に出てフィールドを眺めるこの瞬間。スポーツをスタジアムで見る楽しさがここにあるなあと毎度思うのです。

◆女子円盤投(予選)

フィールドでは、女子円盤投の予選が始まりました。2組に分かれて総勢40名弱の投擲。試技は3回のようです。ほんと陸上門外漢でして初めてじっくり見る競技です。くるくる回りながらその遠心力を利用して、60mを超えて投げてきます。もうね、ただただ唖然。

徐々に試技を見るこちらのリズムも出てきて、電光掲示板での映像や結果の掲示を確認することにも慣れてくると、大きな投擲にはオオっと声が出てきます。やっぱり投げた瞬間の角度などで距離が伸びてくるのが何となく素人目にもわかるんですね~。スタジアム全体がどよめきます。

◆男女競歩35㎞(決勝)

そうこうしているうち、競歩が佳境の模様。もう一方の電光掲示板で、外の周回コースを行くトップの選手が映し出され、ラップと順位が刻まれていきます。

やがて周回コースからスタンドの下を通る薄暗いトンネルへと映像が切り替わり、大きな拍手と歓声と一緒に実際の選手がトラックに現れます。

もうね、早い早い。でも見てわかるんですよ「走ってない、歩いてる!」ってのが。頭が揺れず、スーッと前に移動していく感じ。筋斗雲にのる孫悟空みたいな。400mのトラックを1周してゴール。いやあ、すごい。

◆男子砲丸投(予選)

男子の砲丸投も始まります。フィールドを大きな長方形とした場合、女子円盤投に対し長辺の反対側。そうか、砲丸投は2か所で出来るんだ。電光掲示板には、各国のユニホームを身にまとった大男たちがぶんぶん腕を回している姿が、映し出されます。

◆男子100M(予選)

男女競歩の各選手がゴールにたどり着き、トラック・メインスタンド側で整備が始まりました。100Mのスタート地点にスターティングブロッグが置かれ、男子100M・予選第1組の選手たちが入場してきます。トラックへの入り口からアップがてらサーっと走ってくるその速度がすでに早い!上段の席から見てて分かるくらいに早い。

そして、その後もあまり溜めもなく、スタートラインへ。場内は静まりかえり、フィールド競技も止まります。やっぱりこうやって見ると、100M走というのは陸上競技の王なんだなあって気がしてきます。

予選は2組、残りは夜の部へ。

◆4×400M混合リレー(予選)

そしてモーニングセッション最後の競技が始まります。400m×4人(男女2名ずつ)の混合リレーです。第1組、9か国×4人、総勢36人のアスリートがアップがてら走って入場。観客席上段から見ているとスイスイ泳ぐメダカというか、パチンコ玉というか、もうすごい勢い。

そして、日本チーム登場!

第1走:今泉堅貴選手、第2走:井戸アビゲイル風果選手、第3走:吉津拓歩選手、第4走:松本奈菜子選手

第1走者がスタートラインにつき、2~4走はフィールド脇に整列です。

この競技は五輪でいえば2021年東京から採用とのことで、まだ歴史の浅い競技とか。走る順序もかつては各チーム自由に選べたと思っていたのですが、今では男→女→男→女と決まっているようです。

第1組、号砲一発スタート!1周400m、男子だと40秒台で戻ってきます。

第2走者にバトンが渡り、女子の争い。カーブを曲がり100mを超えたあたりでレーン解除でオープンコースになりました。一気にインコースにみんなが集まってきて順位取り。前半にかける選手、最後の100Mにまくる選手。

場内も大歓声!第3,第4とつなぎ、各国ゴール!日本は5位でした。

この時点では僕は(ほんと勉強してなくてスイマセン)知らなかったのですが、のちのちツイ友で陸上競技観戦を趣味にしていらっしゃる方から教えていただきました。師匠曰く、

「4×400M混は16チームだけ出場できるリレー、日本は開催国枠で特別に17番目のチームでの出場でした。正直、ランキング36位の日本と世界との差は歴然。あとは少しでも爪痕を!と想い観戦するも、ナショナルレコードを一気に3.6秒も更新する前代未聞の爆走で決勝進出!」

ほんと、いいもの見られました。

モーニングセッション、あっという間に終了

本来は、ブルーインパルスの記念飛行があるとかで、それも楽しみにしていたのですが、悪天候で中止とのこと。のんびりと帰路につきました。

さてさて。国際的な陸上競技、初観戦。いやあ、楽しかった 面白かった。良かった点、ランダムにいくつか。

◆あんまり席にこだわらずでOK

まあ、こっちが細部にこだわって見られるほどの眼力(観戦力とでも言いましょうか)がなく、記念に生で観られればいいかと安いチケット=高い位置の席で見たのですが、これで十分。トラック&フィールド全体を俯瞰できて、むしろこれで良かったのかも。ビールも飲めたし。

◆タイム/距離を競うシンプルさ

今回は競歩・円盤投・砲丸投・100M・4×400Mを見たのですが、結局「どれだけ早く走るか(歩くか)」「どれだけ遠くに飛ばすか」でした。

ほかの競技を思い浮かべても、あとは何だろう「どれだけ高く飛ぶか(高跳び、棒高跳び)」か「どれだけ遠くに飛ぶか(幅跳び)」くらいかな。ほかにあったらスイマセン。

いかに早く、いかに遠くへというすごくシンプルな競い合いを目にして、本当に興奮しました。シンプルが故に、結果も電光掲示板で即座で確認できわかりやすい。もちろん、技を磨くのは複雑なメカニズム(ともちろん才能と努力)があってなんでしょうが、見ている分には例えば球技などに比べて難しさがない分、誰でも楽しめると思います。

◆大人の大運動会!

特に、4×400M混合リレーを見ていると、昔々の中学・高校時代の運動会・体育祭を思い出します。クラスの中の運動神経のいいやつ(=かっこいいやつ)、スポーツ万能な彼氏彼女らが、ハチマキまいて走る姿。

まあ、僕はもちろん観客席だったのですが、別にシニカルになるでもなく楽しく応援しました。今回のリレーも、ほんとイイ大人たちが真剣になって超本気出してかけっこしてバトンをつないでいる。そういうのを見て夢中で応援できました。

本当に戦争なんてやめてスポーツで競い合って(もちろん終わったら握手して)ってのが良いよなあと思った次第。

さて、現在2025年9月15日午前。

先ほど、男子マラソンが終わりました。その興奮もあって「そうだ、世陸の観戦記、残しとこ」と思ってつらつら書いてきました。一筆書きですし、競技自体には詳しくないので間違いあったらゴメンナサイ。残りの日程、引き続きTV観戦、楽しみます。

以上、世界陸上2025東京大会の初日午前、観戦記でした。では、また次回。