【郵便局巡りはじめました】ゆうちょ銀行・私家版スタンプラリー

趣味

 

こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。今回は、今年から始めた個人的スタンプラリーのご紹介です。そう、郵便局巡りです。

 

年始に作った「今年やりたい100のこと」の中に、何気なく書き込んだ「郵便局巡り」です。

特に下調べをしたわけでもなく、軽い気持ちでスタートしたのですが、これが思いのほか奥深くて面白いのです。今では、立派なライフワーク候補のひとつとなりました。

 

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郵便局巡りのやり方とマイ・ルール

「郵便局巡り」ですが、まずはやり方から。方法はしごく単純です。

ゆうちょ銀行のある郵便局に出向き、既存の通帳にいくばくかの金額を入金をお願いします。その際に、窓口で「局ゴム印でお願いします」と一声かけると、通帳の入金欄にその郵便局名が入ったゴム印付きの記録が残る、という仕掛けです。

窓口の局員さんに「こんなことお願いして迷惑では?」と最初は不安もありました。ところが、実際には思いのほか好意的に応じてくださる方が多く、「ゴム印ですね〜」なんて軽い雑談が交わされることも。

待ち時間がないときなどには「遠方にも行かれてるんですね」といった会話が生まれることもありました。

なかには、ゴム印を押すという行為そのものを“自分の腕の見せどころ”として誇らしげに対応してくれる方もいて、むしろこちらが嬉しくなります。

実際、、、

①局ゴム印押下以外の事前作業、つまり入金確認処理(本来のオペ上はこれが一番大事)や日付・金額欄のプリント処理

②ゴム印をスタンプ台に押し付け、インク補充

③おもむろに、通帳にゴム印を押下

④押印状況の確認、そして乾かし着手(軽く手で仰ぐ、通帳を振るなど)

⑤場合によっては、ティッシュを挟んでインクうつりを防止して

⑥私に返却

という段取りです。

 

マイルールとしては2点ほど気を付けています。

まずは入金額。1,000円を入金しています。これは、最近では小銭・硬貨を入金すると手数料を取られるので、1,000円とした次第です。

もうひとつ、一日一局まで、としています。

旅先などでは複数巡りたくなる場面もありますが、手段が目的になりすぎるのを避けたくて、自分なりの制限を設けています。

 

ゴム印を楽しむ方法

◆ご当地ゴム印を楽しむ

この活動の醍醐味のひとつが、局ごとに異なるゴム印のデザインです。いわゆるご当地性。

ゴム印は局によってさまざまで、もちろん「質実剛健。局名一本でやらせてもらっていますが何か」というところが大半ですが、ちょっとした“ご当地モチーフ”が盛り込まれている場合もあります。

たとえば、、、

東町(沖縄)…シーサー

那覇支店…パイナップル

調布駅前…映画カメラ

渋谷松濤…ハチ公

湯島四…梅の花

東京都庁…都の銀杏マーク

また、インクの色も、黒が主流(体感9割5分)なのですが、時々、濃紺・オレンジ・赤なども混ざり、差し色として楽しむことができます。

通帳を開くと、こうしたモチーフや色が自分が訪れた時系列で並んでおり、それぞれに「あの旅の途中に寄った」とか「ここに行く前にあそこでロメスパ食った」などの記憶が自然と呼び起こされます。

 

◆ビルの中の隠れスポット

また、都市部ならではかもですが、街なかの商業ビルに存在する「○○ビル内局」を下がるのもマイブームです。意識しないと気づかない場所にあったり、意外な建物の中に入っていたりします。

帝国ホテル内

NHK放送センター内

大手町ビル内

丸の内センタービル内

パレスサイドビル内

国会内(!)

まあ、考えてみると、商業施設であれば各社さんが業務上で利用するため、需給一致なのですが、そこを一般客として利用するある種の「外様」感にワクワクします。

◆ 局番号という、もうひとつの楽しみ

郵便局にはそれぞれ5桁の局番号が割り振られており、通帳の印影にもその番号が表示されます。

都内の局は「000〜」で始まるケースが多く、沖縄は「7〜」の番号帯のようです。

現在のところ、私が出会った最少番号は「00017」。

奇しくも大谷翔平選手の背番号と一致していて、それだけでちょっとテンションが上がりました。

該当の局は「高円寺中央通郵便局」。なぜ、高円寺中央通に17が採番されたのか?このランダム性に震えます。

“番号の割り当て”の明確なルールがあるのかは分かりませんが、偶然の出会いを待つのもまた一興で、あえて「00001」の局は調べずに、自然に出会える日を楽しみにしています。

◆ 簡易郵便局との出会い

2月に訪れた沖縄旅行の際、那覇から路線バスで「奥武島」へ足を延ばしました(当時の珍道中はこちらに記事にしました)。

この島にも郵便局があり、もちろん立ち寄って1000円を預けてきました。さて、こちらの奥武郵便局は、簡易郵便局です。

簡易郵便局とは、日本郵便が委託して設置している形態の局で、全国に約4,000カ所あるとのことです。

全国約24,000局のうちの1/6を占めていますが、都内ではホント数が少なく、今回の訪問は非常に貴重な体験になりました。

都市部とは異なる空気の中で、地元の暮らしに密着した“島の郵便局”の役割を肌で感じることができたのも、大きな収穫でした。

 

ちなみに、東京都内には簡易郵便局が数か所レベルしか存在しておらず、非常に貴重な存在のようです。都市部ではあまり見かけることがなく、簡易局というと「島」や山間部など、地域に根ざした場所にあることが多いようです。都内でも、いつか出会えるといいなと思っています。

 

結果よりプロセスが面白い

といった具合で、「今年やりたい100のこと」も設定して以来、半年かけて50局以上を訪問しました。まあ半年で営業日は100日ほどあるので、毎日1局と攻めていけば100局行けたという勘定になりますが。

最初は「毎日通えたらいいな」とたしかに思っていましたが、今はこのくらいのペースが自分に合っていると感じています。

全国には約24,000の郵便局があり、千単位・5桁達成済みといった局巡りのツワモノ・先達がいらっしゃるとは思いますが、自分が訪れた順番とタイミングの組み合わせは(ほぼ)唯一無二であるはずです。例えば、下谷三郵便局の次の行に、品川東五反田郵便局が押された通帳はこの世に二つとないのだ(大げさ)。

 

「今日、自分がこの局に立ち寄った」という事実と体験は、他の誰とも重なりません。

それがこの活動のいちばんの魅力だと思います。

通帳をスタンプ帳にする遊び。ちょっとした時間と気持ちがあれば、すぐに始められる趣味です。

関心のある方は、ぜひお近くの郵便局で1000円の預け入れから。自分だけの「足あと」として、じわじわと楽しみが広がっていきます。

では、またー。