
こんにちは、セイジュン(@39Seijun)です。2025年9月中旬、福岡2泊3日の一人旅。二日目の朝は、早くからJRに揺られて須恵町に行きます。昨夜の飲みでちょっと二日酔い?いえいえ、大丈夫です。
2025年9月18日(木) 6:00 ~ 13:00
福岡一人旅、2日目は目覚まし無しでいつも通り6:00に起床。
もうね、オジサン、長く寝てられないのよね。昨夜は結構飲んだのですが、二日酔いはなしです。ただ、食欲はなく、せっかくなので早めに行動しようと思い、朝食なしで早速動き出します。
まずは、須恵町(すえまち)にある自然災害伝承碑を見学に行きます。
薬院前から西鉄バスで博多駅へ。7:00ちょい前、博多駅からJR福北ゆたか線に乗ります。
電車は通勤の方が中心でしたが、下り方面なのでそれほどの混雑もなく座れました。車窓を眺めながら20分ほど。
長者原駅に着きました。
乗り換えてJR香椎線(かしい線)で新原駅へ。福北ゆたか線は通勤の方中心でしたが、下り方面の電車なのでそれほどの混雑ではありませんでした。
20分ほどの待ち時間。ここのホームが良かったなあ。複線の福北ゆたか線を下に見て、上の段に単線の香椎線があります。
小雨が降ったりやんだりして、霞に包まれた福岡の山々が遠くに見えます。ホームには沿線の高校に通学する学生さんらが集まってきます。生徒さんらにしてみれば見飽きた風景で、彼ら彼女らは目の前のスマホに視線を寄せていますが、この風景、素晴らしいんだけどなあ。
香椎線を新原駅で降ります。7:45。そうそう、乗り換えの駅の長者原駅は「ちょうじゃばる」、ここ新原駅は「しんばる」と読みます。これも九州独特ですね。
ここから目的地である須恵町の「水害復興碑」に向かいます。あいにくの小雨の中、距離約2キロ、およそ30分ほどの道程です。
まずは、自然災害伝承碑について。こちら、国土交通省・国土地理院のホームページから抜粋です。
自然災害伝承碑とは、過去に発生した自然災害(洪水、土砂災害、高潮、地震、津波、火山災害等)の様相や被害状況等が記載されている石碑やモニュメントのことです。これらの碑は被災場所に建てられていることも多く、過去にその土地で、どんな災害が起こったかを知ることが出来ます。
前回同様、FIREおじさんが勝手に決めたスタンプラリーというには不謹慎かも知れないのですが、全国にある自然災害伝承碑をぽつりぽつりと巡っていこうと思っておりまして。
現時点(2025年9月現在)、2,381基あり、かつ残念ながら災害は起きるものとて、この数も増えていくと思います。当然ながら全てを巡ることはできず、コンプしようという覚悟もありません。
ただ、都内散策でも国内旅行でも、せっかくなのでその地にあれば行ってみようと思っております。初春の沖縄旅行でも奥武島に行ってきました。
今回の須恵町の「水害復興碑」について、国土地理院のサイトにはこうあります。
昭和48年(1973)7月31日未明、須恵町を襲った集中豪雨はわずか2時間のうちに239mmを記録し、佐谷地区では土石流等により、2名が亡くなり、家屋全壊21戸、半壊6戸、床上・床下浸水31戸、農地の流失・埋没23.8ヘクタール等の被害が発生した。
昭和48年当時、私も福岡県南区に住んでおりました。
小学校入学前のことなので全く記憶にはないのですが、この須恵町から10キロ程のところに住んでいたのです。
当時の記憶もあまりないのですが、夏前になると激しい雨が降って物置のトタン屋根を激しくたたいていたなあと何となく覚えています(長じてから家族で話した後付けの記憶かもしれませんが)。
トラックがビュンビュン走る道のわきを傘を差しながらトボトボと歩きながら、そんなことを考えておりました。
歩き始めて、30分。水害復興碑が見えました。
思ったよりもずっと大きいなあ~。
この日は水量も少ない須恵川のほとりですが、当時は大変だったんだろう…
グーグルマップを見ても、この地が平地から山際への境界線にあるのが分かります。昨日も大宰府や九州国立博物館の山々を見ていて思ったのですが、日本の緑の美しさは、豊富な水に由来しているし、その水は時には水害という自然災害として住む人々に牙をむくことになる。。。
さて、戻ろう。
帰りは新原駅まで歩いて戻る気力もなくなり、傍らを見るとコミュニティバスのバス停を発見。時刻表を見ると30分弱で来そうだな。終点の「福祉センター」をグーグルマップで確認。新原駅からひとつ長者原駅寄りの須恵中央駅に近いことが分かります。よし、待とう。
8:47 定刻通りバス到着、乗り込む。乗客はご婦人おひとり。10分ほど揺られて、8:58 福祉センター着、100円也。ありがたい。
ここら辺が須恵町の中心部なんですね。町役場を横目に、須恵中央駅へ。次の目的地に向かいます。
9:12 須磨中央駅で香椎線に乗り、長者原駅で福北ゆたか線に乗り換え。博多駅までは戻らず、一つ手前の吉塚駅で今度はJR鹿児島本線に乗り換えて一駅の箱崎駅。
まだ10:00前。小雨も上がって青空が見えてきました。早めに動き出して良かった良かった。ここでの目的地は、筥崎八幡宮へのお参り。そしてもう一つの目的(というかこれも個人的スタンプラリー)が「県立図書館に行く」です。
まずは筥崎八幡宮へ。箱崎駅から徒歩で10分ほど。三大八幡宮の一つとのことで、大きい神社です。そしてちょうど縁日が行われているのか、屋台がずらり。
こちら、X(旧ツイッター)のツイ友さんに教えていただいたのですが、曰く「国難であった元寇の際、亀山上皇が勝利を祈念されたお宮様。『敵国降伏』の勇ましい額が掛かる楼門のような造りの拝殿」とのこと。なるほど、まさに八幡様だなあ。
御朱印をいただく頃に、急に雷鳴。そして雨雲がモクモクと沸いてきます。こりゃまた一雨来るな~、ということで急ぎ福岡県立図書館へ。
図書館はあいにく外壁工事中で外観は拝めませんが、事前に確認の通り開館中です。入館と同時に、雷雨となりました。良かったー。
雨宿りがてら、館内を散策します。本館・別館と別れており、途中に渡り廊下があります。本館3階、ふくおか資料室の前では「戦後80年 福岡の空襲」というミニ展示が行われていました。「久留米の戦災」など、じっくり見入ってしまった。
半時ほど過ごし、雨も小降りになって11:00。朝食も抜いたし、そろそろ昼飯にしようということで、今度はJRではなく地下鉄の駅に向かいます。歩いて5分、福岡市地下鉄・箱崎線の箱崎宮前駅へ。
地下鉄の駅、きれいだなあ。平日の昼間ということでお客さんも少なめ。これで博多方面へ3駅ほど行き、呉服町駅。そこから徒歩で3分。ここも来てみたかったお店。
みやけうどんです。
孤独のグルメでも採り上げられていたし、福岡といえばラーメンかうどんか、ということで今日はうどんにした次第。
11:30前に入店。開店が11:00で既に入れ違いに帰るお客さんもいました。お店の中には数人のお客。空いていたカウンターにお邪魔しました。
オーダーしてすぐに到着。これが、みやけうどんです。えび天うどんで500円也。安い!
おつゆは透き通っていて、魚介のお出汁でスッキリ、大変優しい味です。
麺は太めで超やわらか麺。もちもちで美味しい。
カウンターの隣の席は常連さんのようで、カウンター越しのお釜の前に座る店員の方と雑談しています。博多弁が心地よい。
そして店員さんは時々お釜の中の湯切り用の「てぼ(網ですね)」に一人前のうどんを入れます。まだオーダーが入っているわけでないのに。そして、お釜のお湯もグラグラではなくて、温かいお湯と見えます。つまり、じっくりと茹でる・温めることで、あのもちもちふにゃふにゃの「みやけうどん」が出来上がるわけですね。
いやあ、おなかに優しく、懐に優しく、気持ちにも優しいうどんでした。
さて、福岡旅行も二日目のお昼時まで来ました。二泊三日なのでちょうど中間地点。次回も、お時間ありましたら、ぜひ!